没入感はおしりから来る。ゲームや映画に合わせて振動する触覚クッション
坐骨と背骨でゲームを感じる。 デジタルの中で五感を刺激するのは、技術的にまだ難しいのが現状。ですが、テレビゲームで没入感を演出するのは何でしょうか? 【全画像をみる】没入感はおしりから来る。ゲームや映画に合わせて振動する触覚クッション 現在最も使われているのが、ゲームパッドやVRグローブなどが震える「触覚フィードバック」。銃撃や乗り物の揺れなどに応じ、デバイスがブルブルと震えてリアリティー感を出しています。
文字通りゲームを体感
ゲーミング用周辺機器を作るRAZERの新作は、チェアに装着するHD触覚クッション「Razer Freyja」。 おしりから背中まで6つのモーター「RAZER SENSA HD ハプティクス」が振動し、超低遅延でほぼリアルタイムに方向、距離、場所などを身体で感じられるようになります。 給電は左側にあるケーブルを繋ぎ、ゲームとのリンクは2.4GHz接続で行ないます。 iOSには対応していませんが、Android 12以降とWindows 10以降のOSなら、Bluetooth接続で映画や音楽に合わせて震えます。 設定により振動の強度は6段階から選べ、モーターは個別に0~100%の強度を調節できます。せっかくなら全部100%にしたいですね。
9カ月の開発を経て完成
家電見本市「CES 2024」で初登場したこのクッション。当初はコンセプト段階で「Project Esther」と呼ばれていましたが、9カ月の開発期間を経て「RazerCon 2024」にて発売が発表。 日本では今年の冬に発売ですが、海外では299.99ドル(約4万2700円)のお値段になっています。
おしりに根が生えそう
どんなチェアにも対応していますし、ゲームだけでなく映画も音楽も身体で感じて、1日中チェアから離れられなくなりますね。 Source: YouTube, RAZER (1, 2) via Windows Central, PC Watch
岡本玄介