【2025年期待の一頭】晩成型がついに完成へ! 昨年以上に追いかけたいホウオウビスケッツ/大坂寅生
大坂寅生【ホウオウビスケッツ(牡5・奥村武)】
昨年から競馬記者として美浦トレセンで取材活動をするようになり、最も深く、多く、取材させていただいているのではないかという一頭。2024年シーズンは<2・1・3・0>でオール馬券圏内と抜群の安定感を見せましたが、その中にはGⅠ・3着もあるだけに、今年はさらなる飛躍が期待されます。今回、本馬を期待の一頭として挙げた最大の要因は〝晩成型〟である点。5歳になった今年、さらに伸びてくるのではないかと感じずにはいられません。 奥村武調教師が「6月生まれでようやく周りに成長が追いついてきた印象」と話したのが天皇賞・秋(3着)のレース前。8番人気の低評価を覆す走りに「激走」という言葉をあてはめたくなりますが、師の言葉を聞くと、これがこの馬本来の姿であり、ここからさらに上昇していくのではないかという期待感を抱いてしまいます。
大坂 寅生