テキサス州などで雪と氷雨 極寒の極渦が米南部に南下
ダラス、テキサス州、1月10日 (AP) ― 北極から南下した寒気団が1月9日、オクラホマ州とテキサス州を東に通過しながら、南部一帯に大雪と氷雨を降らせた影響で、各地の学校は休校、空の便は欠航、被害が大きかった州の住民には、州当局から不要不急の外出を控えるよう警告が発出された。 アーカンソー州知事は、雪で立ち往生したドライバー救出に州兵に出動を命じ、テキサス州からジョージア州の南部一帯の学校は、9日と10日が休校となった。 テキサス州とオクラホマ州では、100万人を超える生徒が休校の影響を受けた。 オクラホマ州中部とテキサス州北部では、15cmから18cmの積雪を記録。 アーカンソー州リトルロックは大雪となり、ルイジアナとミシシッピ、アラバマの深南部3州では、みぞれ混じりの氷雨で交通に支障をきたした。 全米第2の敷地面積を誇るダラス・フォートワース国際空港では、9日朝までに数百便が欠航となり、米全土で3800便を超える遅延と、1800便以上の欠航が報告された。 極寒の空気の極渦は通常、地球の両極を中心に回転しているが、時に北極から米国、欧州、アジアに南下することがある。 この寒気団は10日までに米東部に進み、大雪と氷雨を伴ってバージニア州とノースカロライナ州の沿岸部に到達すると予想されており、ジョージア州、ノースカロライナ州、テネシー州、ウェストバージニア州の一部では、11日までに約20センチの雪が降る可能性がある。 (日本語翻訳・編集 アフロ)