米東部に今シーズン初の大雪 ニューヨーク州など非常事態
エリー、ペンシルベニア州、12月2日 (AP) ― 感謝祭の週末が終わったばかりの米東部ニューヨーク州北部とペンシルベニア州北西部が、今シーズン最初の大雪に見舞われた。 ペンシルベニア州知事は11月30日、災害緊急宣言に署名した。 同州北西部でエリー湖に面するエリー郡では61cmの積雪を観測、12月2日までにはさらに積もると予想されている。 同州警察は29日午前6時から30日午前6時までの24時間に、200件の事故に対応したという。 大雪のため州間高速道路I-90はペンシルベニア州内で一部が通行止め、またニューヨーク州からペンシルベニア州に向かう高速道路も閉鎖された。 オンタリオ湖に面したニューヨーク州北部では122cmの積雪を記録した。 五大湖地方の雪は、北から暖かく湿った空気が湖を吹き抜け、より冷たく乾燥した空気と混ざり合い、陸地に狭い帯状の重い雪を降らせる。 国立気象局によると、12月1日から2日にかけて一晩中雪が降り続き、4日と5日には湖の影響による大雪が、突風と氷点下の寒気とともに五大湖周辺を襲うと予想されている。 ニューヨーク西部ではさらに約30~60cm、同北部では60cm~90cmの積雪の可能性があると予測され、ニューヨーク州とペンシルベニア州は非常事態を宣言した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)