東京海上日動あんしん生命のオウンドメディアが約4年で月80万UUを達成できた理由とは?
オウンドメディアを運営する上での4つのポイント
最後に、オウンドメディアを運営する上で重要なこととして、4点を挙げた。 1. ニュースサイトなどのポータルサイトとの差異化を図ること たくさんの情報があふれる中で、マネコミ!を見る理由を考える。その答えの1つは生命保険会社が発信する情報の質の高さなので、コンテンツの質にこだわっていく。 2. オウンドメディアで「何をしたい?」という当初の思想をサイト上で実現すること 「何のために」という設立当初の戦略が非常に重要である。当初の目的を変更する場合は、ユーザーが違和感を持たないようにする。ユーザーと直接接点を持てるメディアだからこそ、当社のDNAである「お客様本位」を体現していくことが重要。 3. オウンドメディアのポジションを確立すること 「情報提供型」「自社の商品訴求」「自社ブランディング」「未契約者向け」「既契約者向け」などさまざまなポジショニングを検討し、自社のオウンドメディアはどこを狙っていくのかを整理する。 4. 担当者の信念 オウンドメディアは山あり、谷ありの世界。担当者がオウンドメディアの必要性を信じきる力が必要。 齋藤氏は「これまで何回も『辞めた方がいいんじゃないの?』と言われ続けてきましたが、継続してきたことで社内でも一定の評価を得ることができ、世の中にも多くの方に見ていただけるのかなと感じています。今後も皆さんと共に学んで成長していきたい」と話し、講演を締めくくった。