CopilotでExcel表記統一が超簡単に! ただし、まだWeb版限定。日本語対応にも期待
手入力やコピペで作成したデータにありがちな「表記揺れ」に悩まされることがありますよね。半角・全角文字の混在や、「株式会社」と「(株)」、大文字と小文字など、表記揺れのパターンはいろいろ考えられますが、手作業で統一するとなると、地味な割に苦労の多い作業です。 【画像】半角の有無や大文字・小文字の表記揺れがある Copilotに依頼したい作業の1つです。サンプルとして、以下のようなデータを対象に依頼してみましたが、“そうじゃない”回答をいただきました。 これくらいは軽々と処理してほしいのですが……。しかし諦めるのはまだ早いです。Web版のExcelには[データのクリーニング]という新機能がすでに提供されています。ローカルのExcelへの実装は数カ月以内とのこと。今回は実際に試してみた動作を紹介したいと思います。 ただし、本稿執筆時点では日本語の表記揺れには未対応。英数字で表記する商品名や商品コードなどの処理に限られますが、それでも便利です。今後、ローカル版に実装されて日本語に対応すれば、苦労して検索・置換する手間が省けます。 ■ Web版のExcelで操作する [データのクリーニング]の機能を利用するには、まずExcelファイルをOneDriveに保存して、Web版のExcelで開く必要があります。ただ、Copilotを利用する場合、[自動保存]がONになっている、つまり、操作するファイルはOneDriveと同期しているフォルダーに保存してあるので、Webブラウザーから該当のファイルを開くだけです。 Webブラウザーで自分のOneDriveにアクセスして、保存しているファイルを開きます。 ■ 数ステップで作業完了 Web版のExcelでファイルを開けたら、あとは[データ]タブにある[データのクリーニング]をクリックするだけです。画面右側に「Copilotでデータをクリーニングする」というパネルが表示されるので、統一したい表記を選択していきます。
窓の杜,今井 孝