活躍は至難の業!? J3からJ1へ飛び級移籍したJリーガー10人。福田翔生や横山歩夢だけじゃないシンデレラストーリー
10番→2番!?
DF:川﨑一輝(かさわき・いっき) 生年月日:1997年11月8日 クラブ:カマタマーレ讃岐→ジュビロ磐田 移籍時期:2024年 川﨑一輝は、大学卒業後の2020年にカマタマーレ讃岐でプロキャリアを始め、今季ジュビロ磐田に加入した。 プロ1年目から讃岐でレギュラーポジションを手にした川﨑は、3年目から10番の背番号をつけてより大きな責任を背負ってプレーしている。2021/22シーズンは主にサイドハーフでのプレーとなってリーグ戦2得点7アシストを記録し、2022/23シーズンはサイドバック起用が多くなり、同1得点3アシストという成績だった。 豊富な運動量を武器にサイドをアップダウンする川崎は、ジュビロ磐田で2番の背番号をつけており、入団会見時もDFとして紹介されていることから、クラブとしてもサイドバックとしての補強とみていいだろう。ただ、ここまでJ1での出場はなく、天皇杯とYBCルヴァンカップでの1試合ずつの出場のみで、まだJ1デビューは飾っていない。 J3屈指の対人能力の持ち主だった川崎は、2024新体制発表会見で「ハードワークと攻撃と守備の対人が自信あります」と語っていた。J1で自身の武器を見せつける機会はこれから訪れるだろうか。
今季完全に覚醒!?
FW:横山歩夢(よこやま・あゆむ) 生年月日:2003年3月4日 クラブ:松本山雅FC→サガン鳥栖 移籍時期:2023年 横山歩夢は、高校卒業後の2021年に松本山雅FCに加入してプロキャリアを始めると、J2で過ごした2021シーズンはリーグ戦16試合に出場して無得点に終わったが、翌2022シーズンは、J3で29試合に出場して11得点1アシストと大ブレイクし、2023シーズンからJ1のサガン鳥栖に加入している。 2023シーズン前半戦はケガもあって出番が限られたが、シーズン終盤にアシストを4つ記録した。今季は完全に一皮むけ、ここまで5得点3アシストと結果を残しているところだ。開幕当初はベンチスタートが多かったものの、第13節以降はほとんど先発起用されて勢いに乗っている。 横山の武器はなんといってもスピードで、『Jleague.co』によると2024シーズンのJ1でここまで最速タイの時速35kmを記録している。このスピードに加えて決定力が身につき、相手にとってより怖い選手になっている様子だ。 川井健太監督は第22節アルビレックス新潟戦のあと、2得点を挙げた横山について「チャンスメークできる選手ではありましたが、得点というところが取れるようになると非常に怖さが出てくるのではないかなと思います」と語っていた。 まだ21歳と若く、これからどこまで成長するか楽しみな若手と言えそうだ。