活躍は至難の業!? J3からJ1へ飛び級移籍したJリーガー10人。福田翔生や横山歩夢だけじゃないシンデレラストーリー
JFL→J3→J1!?
DF:原田亘(はらだ・わたる) 生年月日:1996年7月22日 クラブ:FC今治→サガン鳥栖 移籍時期:2022年 2015年1月に星陵高校で第93回全国高等学校サッカー選手権大会優勝を成し遂げた原田亘は、日本体育大学に進学し、2019年にFC今治でプロキャリアを始めた。JFLとJ3で3シーズンを過ごしたあと、2022年にサガン鳥栖に移籍してJ1に“飛び級”している。 原田はJ1初挑戦となった2022シーズンにリーグ戦で27試合に出場して結果を残すと、その後もレギュラーとして活躍中。主に右サイドバックとして、不動のレギュラーに定着した。 抜群のスピードを武器にサイドを駆け上がる原田は、2023シーズンのJリーグで1得点4アシストを記録した。クラブ公式サイト上では、今季の目標を2得点5アシストに設定している。 2得点はすでに達成済みの原田だが、アシストはまだゼロ。『Jleague.co』における今季のクロス数はチーム2位の51本を記録しているだけに、そろそろ得点につながってほしいところだ。鳥栖は現在J1の19位に低迷しており、いままで以上の活躍が求められていることだろう。
フィジカル最強の韓国人
DF:ハン・ホガン 生年月日:1993年9月18日 クラブ:ブラウブリッツ秋田→横浜FC 移籍時期:2021年 ハン・ホガンは京都育ちの在日韓国人4世で、大学卒業後の2016年にJ2のモンテディオ山形に加入した。その半年後にブラウブリッツ秋田へ移籍し、2020年のJ3優勝に貢献したあと、2021年に横浜FCに引き抜かれた。 ハン・ホガンは、身長184cmの長身とフィジカルの強さを活かしたヘディングを武器に活躍するセンターバックだが、2020シーズンのJ3では得点力も輝きを放っていた。やはりセットプレーからのヘディング弾が多く、リーグ戦29試合の出場で6得点2アシストを記録した。 横浜FCでゴールを決めることはできなかったが、初挑戦のJ1で20試合に出場して経験を重ねている。しかし、クラブの降格もあって、1年で横浜FCを離れ、2022シーズンからは韓国でプレーすることになった。 ハン・ホガンは横浜FC退団時に、クラブの公式サイトで感謝を伝えた上で、「この移籍を決断するのにたくさん悩みましたが、そう長くないサッカーキャリアの中でやり残したことがないようにする為には、今ここでチャレンジするしかないと思いました」と述べ、祖国でプレーすることを決断した。