お金を得るだけではない「副業」3つのメリット、ポジティブ面だけではなく3大リスクにも備えて対処
今はSNSが普及しているので、フェイスブックなどでゆるく交流を図りつつ、自分の得意分野の情報を発信したり、困りごとを抱えている人にアドバイスしたりして、知り合った方からの信頼度を向上させましょう。自分が困ったときに助けの手を差し伸べてくれるような関係性になって初めて人脈となります。 自分が動かない限り、新たな出会いは生まれません。会社内という限られた環境での知識と、複数の業界の人間と情報交換して得た知識はまったく違います。あなたの得意分野の情報やノウハウを提供することで、相手はあなたのことを信頼し、関係性は深まっていきます。
■ネガティブ要素に対応する準備 メリット③リスクマネジメント これまで紹介した2つはポジティブな要素でしたが、リスクマネジメントに関してはネガティブな現象に対応するための準備となります。 現在の社会で絶対に安全ということはありません。JTBやANAなどの大企業でも、新型コロナウイルスというブラック・スワンによって巨額の赤字を抱えてしまう時代です。突如として働き先がなくなってから転職先(収入源)を探すのと、事前に準備していた人とでは気持ちや金銭面の余裕度は大きく変わります。
予期せぬ事態や問題が発生した際に、それらに対処するための準備をしていたかによって、被害の大きさは変動します。 ここでは、キャリアにおいて考えられる大きなリスクと対処法を紹介します。 ■キャリアにおける3大リスク 失業リスク 現在勤務している会社が、突然倒産するという未来を考えたことがあるでしょうか。経済の不況や競争の激化、為替の変動、あるいは経営者の不正行為など、様々な要因が倒産の原因となり得ます。このような状況に陥った場合、急に仕事を失う危険性があります。
私が最初に就職した会社は就職情報誌の会社です。当時は辞書や電話帳のような就職情報誌や、ダイレクトメールが就職ツールとして一般的でした。それが1996年から1997年にかけて、「リクルートナビ」というサービスが展開され、就職情報誌業界の常識は一変しました。ハガキでの資料請求からインターネットへ、就職活動のスタイルが大きく変わったのです。 私が勤務していた会社はインターネット化の流れに乗り切れず、数年後に閉業することになりました。また3社目として勤務していた不動産会社では、2006年あたりから始まったプチ不動産バブル(ファンドバブル)に乗り株式上場し、2008年には最高益を出したものの、同年に起きたリーマン・ショックの影響により2009年の決算では大きな損失を発表し、事業の縮小に向かいました。