新潟の商店街を世界的人気ゲーム「Fortnite」で再現!“メタバース”を活用した地方創生に注目
◆新潟市の商店街をゲーム内でリアルに再現!
角田さんは、施策について「新潟市にある古町ルフルという商店街を舞台にした“新潟 古町ルフル 陣取りバトル”がFortniteのなかで楽しめます」と説明。古町ルフルは、旧大和百貨店新潟店の跡地に作られた複合ビルです。ゲームのプレイヤーはゲーム内で再現された古町ルフルを散策することができ、新潟県の魅力を体験することができます。「YouTubeなどで配信する人がいましたら、『新潟にもこういうところがあるんだ』と思っていただけたりもするかなと思います」と角田さん。 新潟市をモデルにしたメタバース空間の開発のきっかけは、国土交通省が主導する「プラトー(PLATEAU)」だったそうです。プラトーは日本全国の都市データを3Dモデルにするプロジェクトであり、データを活用してこれまでさまざまな企業が災害予測モデルや渋滞予測モデルを制作しています。 「我々はゲームづくりの団体ですので、これを使ってゲームを作ろうと考えました。新潟市のデータを見たところ、非常に精密であったこともゲームを作った経緯のひとつです」と角田さんは話します。 地域の特徴を3DCGで表現したゲームを制作する場合、膨大な時間とコストを要します。プラトーはオープンソースとしてメタバース空間のデータが活用できるため、開発速度を大幅に早めることが可能となります。ユージは「今後、ゲームに限らずメタバースを活用したコンテンツが増えていくんじゃないかなと思います」と話し、これから人々の生活の一部にメタバースが登場するのではないかと予測しました。 今回紹介した「新潟 古町ルフル 陣取りバトル」のトレーラーが、株式会社モンドリアン公式YouTubeチャンネルの動画で公開中です。 (TOKYO FM「ONE MORNING」2024年8月28日(水)放送より)