スバルのSUVとアウトドアの相性は実際どうなの? 八丈島で乗り尽くす!
ちなみにこのアウトバック、2019年に北米でデビューし、遅れること約3年でやっと日本に入ってきた。スバル広報に聞くと、北米では2023年に16万台以上が売れたものの、日本では月間販売台数目標の500台にちょっと届いてないらしい。主な理由は北米をメインターゲットとして開発したことによるちょっと大きめのサイズ感(全長4,870mm、全幅1,875mm、全高1,675mm)と、スバル車の中では「アウトバック」という名前の知名度がまだまだということの2点。ただ、「アウトバックが欲しい」という指名買いも多いそうだ。購入者の主な年齢層は50~60歳代だという。
■人気のクロストレックは200万円台後半から買える! 次に乗ったのは「オフショアブルーメタリック」の「クロストレックTouring AWD」だ。コンパクトなボディに2.0L水平対向エンジン+モーターの「e-BOXER」マイルドハイブリッドシステムを搭載し、剛性感のあるボディや“仙骨”を意識した疲れないシートなどが好評を博しているという同モデル。北米では2023年に16万台近く、日本では月間2,000台前後が売れている人気車である。
グレード展開を見るとAWDだけでなく、200万円台後半で買えるFWDモデルもある。「クルマとしてはギリギリの価格設定でやっているので、そちら(FWD)を選ばれるなら、ぜひ豊富なオプションなどを装着していただければありがたいです(笑)」というのがスバル広報の切実な言葉だ。
クロストレックは取り回しがいいので、狭い道もなんのその。樫立地区にある「むかしの富次朗」商店ではパッションフルーツマシマシの濃厚なアイスをいただいて休憩しつつ、人気のロゴ入りTシャツをお土産として購入し、そこから島の南東端にある共同浴場「末吉温泉みはらしの湯」に向かい、太平洋を眺めながら1時間ほど露天風呂を満喫した。入浴客は地元の人が多く、「4月にくれば目の前を泳ぐクジラの群れを見ることができる」と教えてくれた。