小池都知事定例会見10月13日(全文2完)地方創生、言葉だけで終わらせない
BEYOND FES 渋谷について
新宿新聞:新宿新聞の喜田です。2つ質問があります。1つは、BEYONDフィー渋谷という。 小池:フェスタ。BEYOND FESね。 新宿新聞:BEYOND FES 渋谷の件でございますが、渋谷という場所を選ばれたという狙い、それについてお伺いしたいと思います。渋谷はご存じのとおり、渋谷区の長谷部区長がダイバーシティだとか同性婚を認めたり、非常にそういう活動分野に熱心でございますので、そういうこともあって渋谷を選ばれたのか、それともまた別な狙いがあるのか、それが1点目。 それからもう1点は、原発訴訟について10月の10日に判決が出ました。で、その判決で国と東京電力の責任について、過失を認めて総額160億円に上る賠償を払うということを認めた判決になりました。これについて東京電力の大株主である東京都知事としてどのような感想をお持ちなのかお聞きしたいと思います。 小池:最初の渋谷という点でございますが、渋谷はこういったイベントをするにおいて集客力、発信力、全てにおいて大変優れている東京の地域の1つでございます。それと今お話ありました、長谷部区長は非常に、分かりやすい言葉で言うと乗りがいいということで、こういったイベントについても非常に積極的に臨んでこられて、かつご本人も大変クリエイティブな方でいらっしゃるということなどから総合的にこの渋谷に決めたんだろうと、このように思っております。渋谷に限らずこれから2020大会、東京で行われることを念頭にさまざまな地域でこういった活動は行っていきたいと考えております。 それから訴訟につきましては、津波が予見できたではないか否かで争ってきたものだと思っております。東京電力の大株主である東京都ということはもちろん自覚をしておりますけれども、一方でこれは司法の、今、司法でこのような裁判が行われているところであり、今後のまた控訴等も含めてこれは司法の場でどのような判断をされるか引き続き見守っていきたいと考えております。