小池都知事定例会見10月13日(全文2完)地方創生、言葉だけで終わらせない
憲法の8章のほうが手薄と感じたのはどのあたりからか
THE PAGE:すいません、THE PAGEの具志堅です。先ほどのお答えについて、ちょっともう少し詳しくお聞きしたい点がありまして、先ほど、都知事として憲法について、特に8章の部分が手薄だというふうに痛感されたということだったんですけれども、これは具体的にどういう局面でどう手薄だと感じられたのか、そして、どう変えるべきかというところの私見を都知事としてお伺いしたいんですが。 小池:私見はいろいろと、これまでも憲法調査会や党内の、当時、自民党でありましたけれども、1つずつチェックをするということをやってまいりました。いずれにせよ憲法がこの編成された時代において、そこの部分についての地方自治という部分については全体的にまず手薄であるというのが1点。それから地方自治の本質だとか、言葉が不明、定義がまず不明になっているという点もございます。それも含めてこの8章というのを真に地方創生というのであるならば、それにふさわしい書きぶりということが必要になる。 それから今、私見というお話、ありましたけれども、これからまさしく国民的な議論を広げていきたいと思っておりますので、課題は抽出をいたしますけれども、それをまさしく国民的な議論として、それこそ先ほどの全国知事会で最も重要なテーマとして扱うべきではないか、こういうふうに思っておりますので、それらについて改革の仲間たちとしっかり話をし、そして地方創生という言葉だけで終わらせないようにしていきたいと、このように考えております。 ありがとうございました。では。 (完)【連載】小池都知事が定例会見2017年10月13日