フリーランスのライターが、ADHDを公表する理由とは。生きやすい環境を作るには「苦手なこと」と「対処法」をセットで伝えて
◆相手にどうしてほしいのかを申告する ただし! 一概にADHDと言っても、性質はさまざまだと思うので、自分がどんなことが苦手なのかを理解し、相手にどうしてほしいのかを申告できたらベストです。 「ADHDだから」を言い訳にせず、「わたしはこれが苦手だから、こうしてくれたら嬉しい」という伝え方にするべし。 「締め切りを守るのが苦手です。申し訳ないのですが早めの締め切りを設定していただいてもよろしいでしょうか」 「朝起きられないのでミーティングを午後からにしたいです」とか。
◆生きやすい環境は自分で作る むしろ、隠したまま仕事をすることで、相手に多大なる迷惑をかけてしまう可能性大……! ぐらいの気持ちで苦手なことと対処法をセットで伝えられるといいと思います。 「それでもいいから一緒に働きたい」と言ってくれる人は必ずいるはず。 自分の生きやすい環境を自分で作っていくのも、仕事のうちよ。 ※本稿は、『ADHD会社員、フリーランスになる。 自分らしく生きるためのお仕事ハック』(清流出版)の一部を再編集したものです。
いしかわゆき
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