親しい友達が1人もいない人が増加中…秘密を共有したり悩みを打ち明けられる友達は必要?【専門家が解説】
ライフステージの影響
専門家いわく、ほかにも重要な要因が関係している。例えば、あなたの親友が母親になり、昔のように長電話をすることがなくなったとき。逆にあなたが子供を産んでから、あまり連絡がこなくなったと感じることもあるはず。ライフステージの変化は、間違いなく長年の人間関係に打撃を与える可能性がある。 「私は友人関係について5年間調査を続けてきましたが、妊娠を望んでいたり母親である女性ほど、必死で自分の孤独を語ろうとする人はいませんでした」と話すのは、『The Friendship Cure』の著者、ケイト・リーヴァー。 「Peanutというアプリが実施した調査データによると、母親である女性の70%、妊娠中の女性の55%、妊娠したい女性の73%が、かつてないほどに孤独を感じていると答えています」
友人関係と母親であること
リーヴァーいわく、これは「組織上の問題」だという。「私たちは母親であることを常に求められますが、母親は一般的に家事や育児、家計の精神的負担を負うだけでなく、育児のために仕事をやめて家にこもることもあります」 「社会的な支援がほとんどない状態で、可愛くて仕方がないけれど無口な新生児と何カ月も家で過ごすことは、急性の孤独感を生み出すことがわかっています」 ではどうしたらいいのだろう? 自分でコントロールできない要素も確かにあるけれど、冷めてしまった友情を再度復活させたり、新しい友人作りに投資する方法もたくさんあることをまずは知っておいてほしい。 友情が恋しくなったときは、以下の専門家のアドバイスを試してみて。それに取り組んでいるときは、自分の心と身体のためになる素晴らしいことをしているという自覚を持っておこう。
友情の絆を強める方法/新しい友情を作る方法
▼アプローチの仕方を考える ウィルソン博士は自身の記事の中で、自分が努力することの重要性を強調している。世界は広く、たくさんの人で溢れていることを思い出して。時間はかかるかもしれないし、ミスをすることだってある。それでも、真の仲間ができるということを、いつも自分に言い聞かせていてほしい。 ▼昔の友人に連絡してみる 一度疎遠になったけれど、あなたにとって意味を持つ大切な関係性だった場合は、久しぶりに会おうとメッセージを送ってみるのもおすすめ。返事がなかったら余計につらく感じてしまうことはあるかもしれない。これに対しウィンドガッセン博士は、返事がないのは、相手とあなたの個人的な問題というよりも、相手が忙しくしていたりなど、別の理由が関係していることを心に留めておくことが大切だとアドバイス。 ▼新しい趣味を始めてみる ウィルソン博士いわく、友情は、時間をかけ、何度も繰り返し会うことで築かれていくもの。ボランティアに参加してみたり、ヨガ教室に通ったり、ランニングチームに登録することは、友達作りの第一歩のためにあなたができること。 ▼友情には時間がかかることを理解する 上記のようなことを試してみて、何週間もおしゃべりを楽しんでいたのにランチの約束には発展しなかった、という場合でもがっかりしないで。「友人関係を築くには時間がかかります。友達を作るという目標を急いで達成しようとする必要はありません」と、ウィンドガッセン博士。「例えば、新しく出会った人たちと同じ空間で新しいスキルを習得するなど、この友達を作る最初のプロセスに喜びを感じることこそが、友達を作るうえでは重要な基盤となるのです」 ▼友達作りのアプリを試してみる アプリを利用し、現実世界で人間関係を築くことだってもちろんできる。ママ友作りのアプリに参加して、新しい友達を探してみることもひとつの方法だ。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。