宋美玄先生に更年期を聞く「レス状態だと、女性の体に何が起こるのでしょうか?」
オトナサローネ記事の取材をオンライン公開で行う「公開取材」のシリーズ4回目は、宋美玄先生にお話を伺う「更年期に私たちの体に起きる変化とその対策」です。 【画像13点】300種類とも言われる更年期症状、代表的なものは 更年期という時期の過ごし方、体に現れる変化、そしてちょっと気になる下半身まわりのことなど、読者からの生の声を宋美玄先生にズバリ質問。さらには、公開取材に参加してくれた皆様からの質問にリアルタイムで答える形で取材を進めました。 今回は「お寄せいただいたすべての質問にご回答いただく」ハードな公開取材でしたが、なんと60分で24もの質問に答えていただきました! 1時間の取材を12本の記事に起こし、丸ごとお届けする本連載。この記事は10本目です!
夜の生活を夫にあわせるのが苦痛です
質問:43歳です。最近性欲が減ってきて快感を覚えにくくなり、達しにくくなりました。あまり夜の営みをしたくないのですが、夫はまだまだしたいみたいで、あわせるのが苦痛です。 宋先生:これまで、いろいろなケースをみてきました。こういうとき男性に「私はそれほどしたくない」と言うと、「オレに魅力がないのか」「愛情が冷めたのか」と言われてしまい、軟着陸が難しいケースが多いように思います。 お互いの性欲に差があるって、難しいことですよね。話し合いをして、「なるべく応じるようにするけど頻度は減らして欲しい。私も更年期で以前とは違う、性的なことに不利な身体になったんだ」(相手に原因があるのではない)と、説明すれば良いと思います。 1対1の男女がずっと性的なパートナーでいるのは難しいことです。どの年代でも、70歳になっても80歳になっても、男性のほうが性欲は上なんです。なので、我慢して応じるだけでは、女性にはきついです。 夫婦の形は人それぞれなので一般論となりますが、ちょいちょい小出しに、「更年期になって大変で」、「医者に乾きがちと言われた」と伝えて、「いつまでもあなたのペースに応じるのは無理」とにおわせないと、後がつらいです。