「法的攻防になっても応援する」 韓国社会騒然、NewJeansによる契約解除問題で注目される「K-POP商法」の弱点
NewJeansは専属契約を解約した理由として、内容証明での要求が期日である28日まで是正されず、アーティスト保護義務をはたさなかったとして信頼関係が損なわれたと主張。韓国ではアーティストのデビュー時の専属契約期間は一般的に最長7年とされているが、今回の場合、ADOR側が契約違反を起こしたことによる契約解約であり、契約の効力が停止したため違約金は支払わなくともよいとも主張している。 今後のスケジュールについては、現時点で決まっているものは行うとしているほか、「NewJeans」という名前については、しばらく使えないかもしれないが、「諦めるつもりはない」ともしている。
■「最悪の選択」「これから明るい未来だけ待っている」 前例のない出来事に韓国世論の反応も交錯している。メディアへの書き込みには、「NewJeansがヒップホップだ。これから明るい未来だけが待っていることを祈って、法的な攻防になっても応援する。長い闘いに疲れないように、脱HYBE脱ADOR応援します!」「脱HYBE脱ADORおめでとう! 正直、訴訟してもHYBEの立場ではよいことはない。いろんなものが暴露されるだろう」とNewJeansを応援する声も。
一方で、「最悪の選択。ガールズグループの生命はだいたい6年くらいだ。これから訴訟と法的対応でスターとしての黄金期を使いはたすことになった」「長くてうんざりする法的攻防が予想される。世論とファンの関心を利用するために、こんな記者会見も法的攻防を有利に持ち込もうとしているのだろう」「ミン・ヒジンにだけ感謝するのか。支援してくれたスタッフがいるADORはブラック企業となり、今回の事態でK-POPには大きな汚点ができた」と否定的な声も多く見られた。
全国紙のエンターテインメント記者は、「HYBEとミン前代表の確執が解決に向かうどころか法的な攻防だけが増えて長引いており、韓国世論はこの話題にかなり疲労感が増している」と話す。 では、今後NewJeansの活動はどうなるのだろうか。ADORから独立し、NewJeansという名前のままで自由な活動ができるようになるのか。 ■NewJeansの名前を維持するのは難しい 複数の弁護士の見解をひいた韓国メディアの解説を見ると次のようになる。