整理収納の基本は「サイズを測る」「見えるか、見えないか基準」、これで素敵な部屋に!【人気ルームスタイリストに聞きました】
Tシャツを700枚も所有していたときに、一念発起。5枚にまで厳選し、Instagramを中心にパートナーとの男性2人暮らしを発信するルームスタイリスト&整理収納アドバイザーの安藤秀通さん(通称「ひでまる」さん)。 【写真7枚】ルームスタイリスト&整理収納アドバイザーのひでまるさんが実際に使っている収納アイテムなどを写真で見る! 著書『47㎡、2人暮らし 大好きだけが並ぶ部屋作り』では、「センスはいらない! ルールがあるから部屋が整う!」と、惜しげもなくそのテクニックを披露しています。 季節が深まり、部屋に籠る時間も増えるころ。やっぱり心地いい空間で過ごしたい! そこで、大好きだけが並ぶ部屋作りの第一歩、整理収納のコツを教えていただきました。
「サイズを測る」ことから始めましょう
心地よく整理収納された部屋をつくるには、「まずは、お部屋と収納したいモノのサイズを測って、収納家具や収納グッズをそろえてゆきましょう」と、ひでまるさん。 なぜなら家具は、部屋の印象が決まる大きな要因の一つ。だからこそ、「見た目が好きでも、スペースやモノに対して大きすぎるものは避けたほうがいいです」と続けます。大きすぎると導線の邪魔になったり、圧迫感を与えたりしてしまいます。また、背が高すぎる家具も、部屋がせまく見える原因になるのだとか。 「高さでいうと、人が心地よく過ごせたりモノを出し入れしたりしやすいのは、75~135cmといわれています。これを目安に、収納家具のサイズやモノを収納する場所などを決めていくとよいですね」(以下「」内、ひでまるさん) ⚫︎テレビ台を選ぶなら ちなみに、大きすぎるモノを選びがちといえば、テレビ台なのだそう。 「お客様のお悩みで、よく伺うのがテレビ台です。大きすぎると台の上に空白ができるため、余計なモノを置いて物置状態になるケースも。ただ、小さすぎるテレビ台も見た目のバランスが悪いだけでなく、防災の観点から言っても不安定でおすすめできないです。 ちょうどいいテレビ台の目安は、テレビに対して1.5~1.6倍の幅のものといわれています。選ぶときはテレビのサイズを測って、理想を探しましょう」 ⚫︎ぴったりサイズを探すなら「測った数字で検索」が便利! 置くモノとサイズが合っていることがいちばん大事。サイズが合っていると、ぐっと空間のバランスがとれて、収納しやすくなったりするということは分かりました。 とはいえ、サイズがぴったりの収納は、どのように探せばよいのでしょう? 実際に探すとなると、棚ひとつをとっても種類が豊富で、気が遠くなります……。 「もし、このブランドのこれという目星がついていないのなら、ネットでのサイズ検索がおすすめです。方法はとっても簡単。『奥行き○○cm 引き出し』などと入力するだけ。これでぐっと絞り込めるので、あとは価格、色み、素材感などをチェックしていきます」 ⚫︎一つ買ってみるのも手 さらに、収納グッズを複数買う場合は、まず一つ買って試すのもおすすめとのこと。 「引き出しの中をぴったりの収納で仕切るととても使いやすいですが、収納家具の中を測って、ぴったりのモノを探して、選んで、組み合わせて……とやっていくのは、私でもけっこう大変です(笑)。 リーズナブルだったり、買ってもいいと思っているのなら、まず一つだけ買って入れてみましょう。すると、『これが横に何個並ぶな』とか『こういうふうに組み合わせられそう』などと、目星がつきます」 最初に一気に収納グッズを購入してしまいがちですが、まずは1つ購入してから足していくというのは理にかなっています。