【痩せたい人へのおすすめ食材 牛乳】40代、50代のダイエットの味方!「次世代ミルク」でタンパク質をしっかり摂取。牛乳レシピも!
自己流ダイエット法で2年間かけて21kgの減量を達成した編集部のギリコ(50代)が「もっと効率よく痩せたい」と、話題の料理家・管理栄養士を取材! そこで教わったダイエットのミラクル食材…それは牛乳だった。そこで牛乳を手軽に料理に取り入れた、美肌&痩せやすい体をかなえる超簡単レシピを紹介する。
ダイエットで不足しがちなのは、タンパク質。そのまま放っておくと大変なことに
小山:はじめまして。管理栄養士の小山浩子です。 ギリコ:OurAge編集部のギリコです。私は今50代半ばなのですが、2年間にわたる自己流ダイエット法で21㎏痩せ、今はBMI値でいうところの「適正体重(標準体重)」になりました。 小山:そうなんですか! 頑張りましたね。 ギリコ:でも、さらに3~4kgは減らし、人生で初めての「美容体重(※標準体重と低体重の間に位置する数値。見た目にすらりとしていてバランスのとれたボディといわれている)」になってみたいんです。とはいえ、今、私が目指しているのは、単に痩せるということではありません。肌のハリや血色のよさを失うことなく、健康的に痩せ続けていきたいんです。 せっかく痩せても、肌にハリがなくなって老けて見えたり、血色が悪くて不健康に見えたりしてしまうのって、50代以降のダイエット「あるある」といわれていますが、そうなりたくはないんです。今まではレトルトおでんなど自分で「これだ!」と思ったダイエット食でかなり減量できましたが、ここからは栄養と食事のプロに〝効率的に痩せられて、しかも美肌も保てるダイエット食〟を教わりたいと思い、今回小山先生のところへ伺いました。 小山:わかります。ダイエットというと、まずは食事量を減らしたり、一時期流行った「りんごダイエット」などのように単一食材ばかりとることを考えてしまいがちですが、仮に体重が落ちたとしても、普通の食事に戻したときにリバウンドしやすいんです。 健康的に痩せるために大切なのは、当たり前のことですがバランスのとれた食事、特に、タンパク質が重要! なぜかというとタンパク質が不足すると、筋肉量が落ちてしまい、脂肪を燃焼させるのに必要な力「基礎代謝」が落ちてしまうからです。 だから40代、50代のダイエッターは、逆にタンパク質を意識した食事をしっかり食べることがダイエット成功のカギです。もちろんほかにも、代謝を上げるビタミンやミネラルも必須です。 ギリコ:でも、先生、タンパク質がとれる食材というと、まずは肉とか魚ですよね? 私、40も半ばを過ぎた頃から、体力が衰えてきたのと同時に、家事、特に料理をする気力がどんどん減るばかりで…。料理研究家の方にこんなこと言うのは失礼かもしれないですけど、日々の食事の支度はもはや苦行でしかないです。だから仕事帰りにスーパーで肉とか魚を買って、下ごしらえして、料理して、おまけにその後片づけまで…なんていうのは、極力やりたくないです。 小山:そうですよね。皆さんそうだと思います。包丁とまな板を出すのもイヤっていう人も多いです。でも、ダイエット中、タンパク質は絶対に減らしてはダメなんです。痩せにくくなるだけでなく、肌、髪、爪のダメージにもつながりますから。 ギリコ:そういえば最近、爪が割れやすくなったかも。それに髪のことはいつも気になっています。若い頃より毛が細くなり、量もずいぶん減ってきているので、これ以上髪にダメージは与えたくないです。 小山:悪影響を受けるのは髪や爪だけではありません。そのままにしておくと、次は体が冷えやすくなったり、体力や免疫力が落ちて感染症にかかりやすくなったり…健康を損なうことにもなりかねないですよ。