【蒲郡ボート・PGⅠクイーンズクライマックス】夫・吉島の地元で三浦永理が果敢攻め
蒲郡ボートのプレミアムGⅠ「第13回クイーンズクライマックス」は30日、ベスト6入りを目指して第11、12Rでトライアル3回戦を行う。 久々の栄冠へ力を振り絞る。2012年の第1回(大村)覇者の三浦永理(41、静岡)は5号艇で臨んだトライアル2回戦11Rで5コースからまくり差しを狙ったが、1マークの混戦を突破できず5着に敗れた。 「ピストンリングの交換が効いて足はよくなっているけど、何かが合っていませんね」 枠番抽選の結果、TR3回戦(11R)はまたも5号艇となって天を仰いだが、「調整の方向性を探して、乗れるように合わせたい」と気合を入れ直した。 今年はキャリアハイの19優出をマークして5V。11月のレディースチャレンジカップ(下関)を制し、選出順2位で自身初となるTR1回戦の1号艇を獲得し、その初戦は絶好枠を味方にきっちりと逃げ切って好発進を決めた。その〝貯金〟が効いて得点ランクは4位。大会5度目の優出へ3回戦では5着条件とハードルは高くないとはいえ、12年ぶり2度目のVへシビアに優勝戦の内枠を確保したいところだ。 同期で夫の吉島祥之からは「いつも通り『頑張っていってきて』」とエールを送られた。その吉島の地元でもある蒲郡は「よく呼んでいただけるし、地元だと思って頑張って走る」と強い決意を示した。最愛のパートナーと美酒を味わうために、百戦錬磨の〝テクニカルエリー〟が、変幻自在にレースを支配する。(佐野友記)