箱根駅伝でコース間違いから1年生大ピンチ シード落ち危機も回避…「寺田交差点」が語り草に【名珍場面】
箱根駅伝は今年で101回目
2、3日に行われる箱根駅伝は今年で101回目を迎える。過去にはいくつものドラマを生んできた正月の風物詩。大会を前に名珍場面を振り返る。4校によるシード権争いとなった2011年のゴール直前、まさかのハプニングが発生した。 【画像】寺田夏生が中継車につられ… 交差点を曲がってしまう実際の様子 早大が総合優勝した2011年の第87回大会では、4校による白熱のシード権(10位以内)争いが展開されていた。10区で国学院大、日体大、青学大、城西大が8位集団となり、ゴールまで残り1キロを切った。1校のみがシード落ちとなる状況。1年生ながらアンカーを務めた国学院大・寺田夏生をまさかの事態が襲った。 ラストスパートで抜け出した寺田だったが、残り200メートルを切った交差点で右折した中継車につられて曲がってしまうまさかのコース間違い。大幅なタイムロスとなり、11位に転落した。それでも意地の猛追から城西大を抜いて10位でフィニッシュ。なんとかシード権を確保した。 これが国学院大にとって初のシードだった。駅伝ファンの間では、寺田が間違えた交差点は「寺田交差点」と呼ばれている。寺田はその後も5区で区間5位、2区で同15位、2区で同7位と4度箱根を走り、卒業後はJR東日本に入社。2023年7月に皇学館大の駅伝競走部監督に就任している。
THE ANSWER編集部