考察『光る君へ』47話「命を懸けた彼らの働きを軽んじるなぞ、あってはならぬ!」実資(秋山竜次)に拍手!次回最終回、倫子(黒木華)の言葉のその先には?
さすがだぜ倫子様!
旅から帰り、土御門殿に住む太皇太后・彰子(見上愛)に挨拶したまひろは、その帰りに道長とばったり会う。出家した彼を初めて見る、生きていてくれと願った彼女を再び目にする──。ふたりのまなざしからは、愛欲も恋情も越えて、そこにいてくれることこそが人生の喜びだというところにまで達したことを感じた。 そこに「藤式部。北の方様(倫子/黒木華)がおよびです」と声がかかった。倫子の居室に向かうまひろの視界には、はじめて土御門殿に来たあの日が再現されていただろうか。そして、倫子も「あなたが初めてこの屋敷に来た日のことを思い出したわ」。懐かしい昔語りの流れでごく自然に、 倫子「それで。あなたと殿はいつからなの? 私が気づいていないとでも思っていた?」 固まるまひろ、固まるテレビの前の我々! 全国を一瞬で凍らせる……さすがだぜ倫子様! 次回予告。本当に好きに生きる賢子。俺たちの祖・菅原孝標娘登場! 双寿丸、完全に武者。明子様お元気だった! 道綱は道綱。ききょう様とまひろ様が再会。もう泣きそう。 みんなみんな、お別れなんですね……最終回、12月15日放送! ******************* NHK大河ドラマ『光る君へ』 脚本:大石静 制作統括:内田ゆき、松園武大 演出:中島由貴、佐々木善春、中泉慧、黛りんたろう 出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、見上愛、南沙良、岸谷五朗 他 プロデューサー:大越大士 音楽:冬野ユミ 語り:伊東敏恵アナウンサー *このレビューは、ドラマの設定(掲載時点の最新話まで)をもとに記述しています。 *******************
文・ぬえ イラスト・南天 編集・アライユキコ
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