佳子さま、30歳に 能登被災者に思い
秋篠宮家の次女佳子さまは29日、30歳の誕生日を迎えられた。 宮内庁によると、能登半島地震と豪雨による甚大な被害に心を痛め、被災者を心配し、安心して暮らせるようになることを心から願っている。 この1年も、成年皇族として国内外でさまざまな公的活動に臨んだ。2021年から非常勤嘱託職員として勤務する全日本ろうあ連盟に今年4月から週2回程度通っている。 10月には、日本工芸会総裁として石川県を訪れ、「日本伝統工芸展金沢展」を鑑賞。被災した工芸作家と面会し、お見舞いの気持ちを伝えた。 5月にはギリシャを公式訪問。今年は日本との外交関係樹立125年に当たり、訪問先での温かい歓迎に感謝し、両国の友好関係がさらに深まることを願っている。 9月に鳥取県で開催された「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」など、手話を使った公務を継続。10月に東京都で開かれたガールスカウト日本連盟主催の「ガールズメッセ2024」では「自分とは異なる背景や状況への理解が深まることを願っています」とあいさつした。 引き続き、誰もが安心して暮らせ、より幅広い選択肢を持てる社会になることを願い、活動に取り組んでいる。