“パワハラ疑惑”兵庫・斎藤知事には不信任決議案提出、40~50代男女が「ハラスメント普段気をつけていること」【トップ3】
■外見は「ほめる」のもNG?
人の「見た目に触れない」という人も多かった。SNSの流行もあり、ルッキズム、いわゆる外見至上主義が問題になることも多い。関係性にもよるが、人の容姿など、外見について言及することは相手に不快感を抱かせる行為だと周知されてきた。 「見た目の美醜の話はしない。若い子に恋人の有無を聞いたり、年配で独身の人になんで結婚しないのか聞いたりしている人がいて驚いた」(53歳/女性/金融関係) 「見た目に関することには触れない。病気に関しての苦労話を聞かされたときに、聞きたくない話を聞かされている感じがした」(50歳/男性/営業・販売) 「人の見た目に、ごちゃごちゃ言わない。相手を目の前にして、アホ、ボケと言って、怒っている人がいた」(56歳/男性/総務・人事・事務) 「見た目や体形のことを話題にしないようにしている。忘年会で、隣の座敷で新入社員がチアダンスをさせられていた」(41歳/男性) 「女性に対してルックス的なことは言わない。上司が、みんなの前で同僚を叱責していた」(44歳/男性/コンピュータ関連技術職) 「太った痩せたについては他人には言わない。男の子が2人いるのですが、女の子はまだ産まないの? 次は女の子だね。3人目も男だったらどうする? など、作る予定もない子どものことを言ってくる人がいる」(40歳/女性/自営業) 「女性に対していかなるときもほめたり、けなしたりしない。今日のスカート短くてかわいいね、はハラスメントだと思いました」(48歳/男性) 「外見については触れない。人格否定というような言動を聞いたときにびっくりした」(57歳/女性)
■第1位は“個人的なことは聞かない”“話しかけない”「人に干渉しすぎない」
第1位は、「人に干渉しすぎない」。 職場でもプライベートでも、あまり親しくない相手に個人的なことを聞くことはタブー。こちらが親しみを感じていても、相手はどう思っているか分からないので、線引きが難しい。一方で、仲良くなりたくてもハラスメントにならないよう、踏み込めないということも起きているようだ。 「プライベートなことはあまり聞かないようにしている。人前で他人を大声で罵倒するのを見た」(47歳/男性/研究・開発) 「仕事以外のことはできるだけ話さない。たいしたことでないのに、同僚が後輩を強く叱責していたのを見た」(48歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職) 「男性でも女性でも、家や家族のこと個人的なことは本人から話さない限り聞かないようにする。同じ地元だと判明した人が、私の家の場所などを執拗に聞いてきたときにモヤっとした」(53歳/女性) 「家庭内の深い事までは聞かない。人を見た目で判断するのを見た」(53歳/女性/主婦) 「プライベートを根掘り葉掘り聞かない。結婚していない人をからかっている人がいた」(49歳/女性/総務・人事・事務) 「余計な会話は慎む。高圧的な人を見かけたとき嫌な気分になった」(53歳/女性) 「プライベートの質問をしない。有給を使いたいときに上司から嫌味を言われる」(41歳/男性) 「必要以上に話しかけない。かける言葉には気を付けている。上司が部下を叱責しているのを見た」(42歳/男性) 「あまり立ち入ったことは聞かないようにしている。偉そうな上から目線の言い方をする男性。年が下の子にはもっとひどい言い方しているんだろうと思う」(49歳/女性/主婦) 「なるべく余計な話をしない。上司から能力が低いという意味合いのセリフを何度も言われたことがある」(56歳/女性/コンピュータ関連技術職) 「あまり干渉しない。仲良くない人の話を延々と聞かされた。苦痛だった」(48歳/女性) 「あまりプライベートな会話をしない。仕事内容の話だけにする。上司から恫喝された」(41歳/男性) 「プライベートに踏み込まない。間違いなくハラスメントだと思いますが、怒鳴られ、蹴られたことがある」(50歳/男性) ■「ハラスメント普段気をつけていること」ランキング 1位 干渉しすぎない 2位 言葉遣い 2位 見た目に触れない 4位 パワハラに気をつける 5位 相手を尊重する 5位 セクハラに気をつける 7位 エイジハラスメントに気をつける 8位 平常心を心がける 9位 恋愛・結婚の話をしない 9位 子どもの話をしない
ピンズバNEWS編集部