マインツが勝利(C)Getty Images

ブンデスリーガは9日に第10節が行われ、マインツはドルトムントと対戦した。 ここまで2勝4分け3敗で13位、ホームゲームでは勝利がないなど苦しい序盤戦となっていたマインツ。インターナショナルウィーク前最後の一戦では、ホームに6位とこちらも苦戦中のドルトムントを迎えた。今季全試合に先発中の佐野海舟は、この日もスタメンに入っている。 【順位表：ブンデスリーガ】 試合は前半から大きく動く。まずは27分、イ・ジェソンへ遅れてタックルに行ったエムレ・ジャンが一発退場となり、マインツは数的優位を得る。すると36分、左サイドで持ち運んだ佐野のパスを受けたムウェネがクロスを送り、最後はイ・ジェソンが押し込んで先制点を奪った。リードしたマインツは、40分にイ・ジェソンのファールから与えたPKをギラシに決められて同点に追いつかれる。それでも前半終了間際、ブルカートが角度のないところからネットを揺らし、再び前に出て前半を折り返す。 良い流れで前半を終えたマインツだが、後半早い時間に大きな3点目。54分、佐野が中盤から左サイドへ正確なロングフィードを送ると、収めたムウェネがボックス内へ侵入。最後はネベルが流し込んだ。ドルトムントを突き放すことに成功する。 強豪との対戦でキレを見せる佐野は、59分にはダブルタッチでボックス内への侵入を試みると、要所でボールを回収するなど、攻守両面で存在感を発揮する。マインツも主導権を渡さず試合を優位に進めると、そのまま3-1で勝利を収めた。 この結果、マインツは今季ブンデスリーガでホーム初勝利。勝ち点を13まで伸ばした。一方のドルトムントは、リーグ戦早くも4敗目を喫している。