後端旋回半径2030mm実現…キャタピラー、「25トン油圧ショベル」に新機種
キャタピラージャパン(横浜市西区、比留間茂代表執行役員)は、25トンクラス油圧ショベルの新機種を発売した。後端旋回半径は従来機種に比べて50ミリメートル短い、2030ミリメートルを実現。足回りからの旋回時はみ出し量が小さく、カウンターウエイト部分は勾配59度ののり面の脇でも旋回が可能。狭い現場でも効率よく安全な作業ができる。消費税抜きの価格は2924万7200円。 発売した「Cat325油圧ショベル汎用小旋回機」は、特定特殊自動車排出ガス規制法(オフロード法)の2014年基準に適合。 アタッチメント装着可能質量は標準足回りで2740キログラム、ロング足回りの場合は3080キログラムと大きいため、優れた安定性で大割機などへの大重量アタッチメント作業にも対応できる。 解体仕様機は解体用バケットシリンダーとバケットリンケージ、強化型ブームを備え、過酷な解体作業に対応できる堅牢性を持つ。 また、計量システム「Catペイロード」を搭載。ブームやアームを一時停止させることなく、持ち上げ旋回操作中に正確に積み荷の重量が分かり、過積載を防げる。