「現役ドラフトをきっかけにチームに貢献したい」西武に移籍の平沢大河が入団会見 背番号は39
西武は12日、現役ドラフトでロッテから獲得した平沢大河内野手(26)の入団会見を埼玉県所沢市内の球団事務所で行った。背番号は「39」に決まった。 ■ドラ1が3選手移籍、31試合登板の右腕も【現役ドラフト結果一覧】 濃紺のスーツ姿で会見した平沢は「ここ数年パッとしない成績が続いていたので(現役ドラフトを)良いきっかけにして来年チームに貢献したい。(現役ドラフトで活躍した)良い前例があるので、自分も良い前例になれればいい」と西武での活躍を自らも期待した。 球団からは「内、外野のレギュラー候補」として高い評価を受けている。レギュラーが確立しているのは遊撃手の源田壮亮だけで、ポジション争いは来季の開幕まで続く可能性も高い。平沢は「僕としては外野をやりたいが、いろいろ空いているので内野との両方をやれれば選択肢も広がるし、活躍する可能性も高くなる。任せられたポジションでやりたい」と選択肢を広げながらポジションを争うつもりだ。打撃については「僕の特長は出塁率が高いこと。そこを落とさずにバッティングでも貢献したい」と力を込めた。 広池浩司球団副本部長兼編成総括は「本人は外野をやりたいと言っているが、内野も視野に入れてやってほしい。26歳とまだ若い選手なのでライオンズに入団して大ブレークしてほしい」と中心選手として成長してくれることを望んでいた。 平沢は仙台育英高で世代屈指の遊撃手として活躍し、ドラフト1位で2016年にロッテ入団。2年目の17年に開幕1軍メンバーに初めて入り、18年には自己最多の112試合に出場した。しかし、その後はけがなどに泣かされてレギュラーに定着できず、今季は1軍の出場はなかった。
西日本新聞社