米国発「ClassPass」で世界30カ国のジムが利用可能に! フィットネスサブスク日本上陸の勝機は?
国内に32のピラティススタジオを運営するthe SILKの創業者であり、HYV(ハイヴ)社代表取締役の茅野航平氏は、「稼働率が低い時間帯の送客、ピラティスの未経験者層へのアプローチに加え、インバウンド層も獲得して海外出店の布石になれば」と期待をにじませた。
世界で100店舗のボクシングエクササイズスタジオUBXを運営するUBX JAPAN COOの倉岡征克氏は、「フィットネスは長らく参加率が5%と言われており、残りの95%は未参加だ。ClassPassの登場により市場の拡大やQOL向上の機会を提供してもらえるのは、ありがたい。非常に期待している」と率直な思いを述べた。
今後は店舗数の拡充、国内の法人向けサービスの正式展開も
実際にClassPassのアプリをダウンロードしてみたところ、多くの選択肢から選べる楽しさは十分に感じられた。一方で、気になる施設はあっても選べる曜日や時間帯が限られていて予定を合わせづらい難しさがあった。現時点では、幅広くフィットネス関連に興味があり、スケジュールを柔軟に組みやすい人が対象になる気がした。
今後は、都内に加えて神奈川県、千葉県、埼玉県のターミナル駅を中心に店舗の拡充をしていく予定だという。また2025年後半から国内の法人向けサービスの正式展開も開始する見込みだ。店舗数が充実すれば、選べる選択肢・スケジュールの幅が広がり、多くの人が使いやすくなるかもしれない。