バンドーンとヒューズが加入へ。マセラティがフォーミュラEシーズン11の参戦体制を発表
ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するマセラティMSGレーシングは、来季2024/2025年シーズン11のドライバーとしてストフェル・バンドーンとジェイク・ヒューズを起用すると発表した。 2018年までF1に参戦していたバンドーンは、これまでにフォーミュラEで優勝3回、表彰台16回、ポールポジションを8回獲得しており、2022年のシーズン8ではチャンピオンに輝いたドライバー。今季シーズン10ではDSペンスキーから参戦し、第8戦モナコE-Prixでは3位表彰台を獲得した経験豊富なドライバーがマセラティに加入することになった。 ヒューズは来季で参戦3年目を迎えるドライバーで、参戦3戦目にしてポールポジションを獲得し、2024年シーズン10では初の表彰台に獲得している。また2021年シーズン7では、マセラティMSGレーシングの前身であるロキット・ベンチュリ・レーシングのリザーブドライバーを務めており、チームにとっては馴染みのあるドライバーでもある。 両ドライバーは2024年11月4日から4日間バレンシアで行われるプレシーズンテストで移籍後初めての走行を迎える。マセラティ加入にあたってのコメントは以下のとおりだ。 ■ストフェル・バンドーン 「来シーズン、マセラティMSGレーシングに参加できることを大変嬉しく思っているし、モータースポーツ界で象徴的な存在であるマセラティと関われることを誇りに感じている。これまでチームと直接仕事をしたことはないが、DSペンスキー時代や、ヴェンチュリとパワートレインを共有していたメルセデス時代から、チームのことはよく知っている。彼らは非常に有能なチームで、強い決意をもっている。これからともに戦うことができることを心から楽しみにしているよ。多くの成功を収め、勝利とチャンピオンシップをともに勝ち取りたい」 ■ジェイク・ヒューズ 「マセラティMSGレーシングに参加できて感無量だ。フォーミュラE創設チームのひとつとして、チームが手に入れてきた成功がそれを物語っている。個人的な話になるが、以前このチームと仕事をしたことがあり、彼らのことはよく知っている。ここに戻ってくることができ、喜びを感じているよ。モナコの本社へ行き、エンジニアと協力し、シミュレーターに乗り、シーズン11の準備を始めるのが待ち遠しい。これは僕のキャリアにおけるエキサイティングな新章の始まりであり、最高の瞬間はこれから迎えることを確信している」 [オートスポーツweb 2024年08月07日]