「不器用でアピールできない人」は損!…”問題行動”もないのに夫婦関係にトラブルが起きてしまう衝撃の理由とは
短大で講義を担当
私は離婚した経験があるのですが、最初の離婚の前くらいから、いろんなお店・会社を経営してきました。 最初はランジェリーショップ、次がブティック、それから電話代行の会社、教育プログラムの販売、健康・ダイエット食品の販売、結婚相談所、そしていまの離婚相談所。計7つです。 私が経験した仕事はもっとたくさんあります。呉服店、不動産業、産業廃棄物処理会社の営業、消費者金融の会社でも働きました。先述の建築事務所の事務の仕事もあります。 そのため最近「そんなふうに仕事をたくさん経験しているのがすごい」と言われるようになり、ハローワークから講演を頼まれたり、短大で女性の起業について教えてもいます。 ただ、これが結構大変です。短大で受け持っている学生は30人弱いるのですが、みんな居眠りしたり発言もなく、ムードが暗いのです。 授業の最後にリアクションペーパーというものを書いてもらうのですが、それを見るとびっくりします。
一生懸命がかわいい
「先生の話は面白かったです」とか、「今日、こういうことを学びました」と書いてあるからです。 「えっ、あなた寝てたじゃない」と思ってしまいます。 でも、学生がそうやって一生懸命自己アピールしてくると、不思議と悪い気がしないどころか、可愛くさえ感じてきます。 「あなたぜんぜん興味のない顔してたのに、私の話本当に面白かったの?」と思うのですが、それでもリアクションペーパーの内容も成績評価に入れています。 まだ20歳前後の学生なので、寝てるのがバレバレなのにシレッと書いてくるあたり、教えている人によっては怒ることもあるでしょうから、アピール自体はたいしてうまいとは言えません。けど、下手なりに一生懸命アピールする姿が、逆に微笑ましくて好印象だったりします。 アピールが下手な人ほど、「アピールするとウザがられて嫌われる」とか「自然なアピールができない」などと思っていたりします。 でもアピールして嫌われることはまずありません。それに、上手なアピールでなくとも、それはそれで効果的だったりするのです。 授業中に寝ていようが、よそ見していようが、「授業を受けてよかったです!」と書いてくれると、私の気持ちも変わってくるのです。 だからアピールは大事。夫婦関係にもぜひ取り入れてみてほしいと思います。 『妻の余計な一言で家を出ていった夫…妻が気づくことができなかった夫婦関係が危機に陥っている“サイン”と夫からの「SOS」』へ続く。
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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