小波が師・朱里を裏切り、渡辺桃&テクラがゴッデス王座戴冠!「今までの小波はニセモノだ。今ここに立っているのが、正真正銘新しくなった小波だ!」
「これからは正真正銘ホンモノの小波リターンズ」
女子プロレス団体スターダムが7月23日、東京・後楽園ホールで「STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Jul.2」を開催。朱里との師弟愛コンビでゴッデス・オブ・スターダム王座を保持していた小波が究極の裏切り行為をはたらき、ベルトは大江戸隊の渡辺桃&テクラに移動するバッド・エンドとなった。 【動画】裏切った小波が朱里の頭に椅子攻撃 2020年10月に大江戸隊入りした小波は、体調不良を理由に2021年12月で退団。その後、スポット参戦して、2022年4月にゴッズアイに加入。今年4月に再入団し、6・29後楽園で朱里とのコンビでゴッデス王座を奪取していた。 師弟愛コンビはこの日も好連係を見せていたが、小波のハイキックが朱里に誤爆したあたりから雲行きが怪しくなっていく。15分過ぎ、大江戸隊がボックスを持ち出し、小波が奪って渡辺を殴ろうとするも、反則否定派の朱里がストップをかける。小波は朱里と抱擁を交わすも、裏切りのジャーマンからカミゴェを見舞う。孤立無援となった朱里に渡辺とテクラがサンドイッチ式のバズソーキック。渡辺が朱里にチキンウイング・フェースロックで絞め上げ、朱里がロープに逃げようとするも、小波が蹴りで阻止。最後は渡辺がピーチサンライズで朱里を仕留めた。 場内が騒然とするなか、小波は「朱里さん、いや朱里、何勘違いしちゃってんの? 私がいつ大江戸隊を辞めるって言った? 今までの小波はニセモノだ。今ここに立っているのが、正真正銘新しくなった小波だ!」と言うや、朱里をイスで殴打し、黒スプレーを顔面に噴射。さらに「ゴッズアイのクソマジメなのうんざりだ。言いたいことがあるなら札幌でシングルやればいいじゃん。今まではおまえの言う通り、凶器も何も使わなかったけど、次の札幌、正真正銘の私とクソマジメなつまらない女・朱里とでシングルマッチやろうよ。そのときは心も体もズタボロにしてやるよ。ゴッズアイ、ジ・エンド」と要求し、7・28シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロでの一騎打ちが決まった。 渡辺、テクラとともにバックステージに戻った小波はトロフィーを踏んづけて、「大江戸隊に小波が帰ってきた。私の心はとっくの昔に大江戸隊に帰って来てるけど。今までのゴッズアイの小波は仮の姿。これからは正真正銘ホンモノの小波リターンズ。私の大江戸隊での一つの目的、ベルトを大江戸隊に持ってくる。この先もシングル、アーティスト、すべてのベルトを大江戸隊に持ってくる。そしてスターダム、おまえらも全員ぬるま湯に浸かってんじゃねぇぞ。このままじゃ、新大江戸隊にやられっ放しだ。せいぜい頑張れよ」と言いたい放題。 一方、愛弟子に裏切られた朱里はショックが大きく、泣くばかりで言葉を発することができず控え室に戻っていった。 この事態に、試合を見ていた元クイーンズ・クエストのレディ・Cと妃南が怒り心頭。レディは「あんなに面倒見よくて愛情深い朱里さんを裏切るなんて。許せない。絶対に私は大江戸隊を倒すまであきらめない。ゴッズアイに入って、大江戸隊を倒したい」、妃南は「私もゴッズアイで強くなって、朱里さんと大江戸隊を倒す」とゴッズアイ入りを表明した。 STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Jul.2 2024年7月23日(火) 東京・後楽園ホール ◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 《挑戦者組》◯渡辺桃&テクラ(15分22秒、ピーチサンライズ)《王者組》●朱里&小波 ※渡辺桃&テクラ組が第34代王者に <文:ミカエル・コバタ>
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