ややアスリート向け? クラブマニアのクラフトマン店長が選ぶ「2024年のベストバイ・クラブ6選」
ドライバーは「スリクソンZXi TR」のバランスが◎
今年も冬のボーナスシーズンがやってきました。ゴルファーにとっては、クラブを買い替える大きなチャンスと楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。1年間がんばった自分へのごほうびに、はたまたクリスマスプレゼント、お年玉に。 【写真10枚】来年の大注目クラブ! テーラーメイド「Qi35」とキャロウェイ「ELYTE」、ピン「G440」の注目3機種を見比べる そんなニュークラブを検討している人のために、ゴルフフィールズユニオンの小倉勇人店長に、今年試打したクラブのなかから「自分が買うならコレ!」というベストバイ・クラブを選んでもらいました。
最初はドライバーから。2024年のドライバーは「10K」がキーワードでしたが、それらの方向安定性以上に小倉店長が魅力を感じたのはダンロップ「スリクソンZXi TR」でした。 「スリクソンZXi TR」は、11月9日に発売されたばかり。シリーズ4モデル構成のなかのツアー向けモデルという位置づけで、ヘッド体積が450ccとやや小さいのが特徴です。 「特別尖った性能を持ったドライバーではないのですが、全体的な性能のバランスがすばらしく、信頼して使い続けられるクラブだと感じました。小ぶりなヘッドで操作性が高いことに加え、飛距離性能は必要十分に高く強い球で飛ぶのですが、低スピンすぎないので弾道がコントローラブル。“逆球が出ない”という安心感がすばらしかったです。中・上級者にとっての『やさしさ』とはこういうことだと思います」 続いてフェアウェイウッドは、プロギアの「RS」をチョイス。 「FWに関しては『該当ナシ』でもいいかなと思いましたが、あえて上げるならコレ。最大の長所は球が上がりやすい点です。打ち出し角が高く、高い球が打てるのですがバックスピンが多すぎないので、強い球で飛んでいく。この辺のバランスがよかったという印象です」 小倉店長は、純正シャフトが50グラム台と60グラム台を選べる点も高く評価していました。FWの純正シャフトはともすると軽すぎてセッティングの流れを壊しやすいのですが、60グラム台のシャフトが選べるので一般男性がそのまま使える点が実用的とのことでした。 ユーティリティーに関しては、キャロウェイの「パラダイムAiスモークHL」が選ばれました。 キャロウェイの「パラダイムAiスモーク」は、スタンダードモデルのほかに球が上がりやすい「HL(ハイローンチ)」がラインナップされています。小倉店長が上げたのはこちらのモデルです。 「ロフト設定はスタンダードモデルと同じなのですが、ヘッド形状がややFWっぽく深重心なため、スタンダードモデルよりも球が上がるんです。これがアマチュアにとっては実戦的で、使いやすいと感じました。番手構成も3~8Hまでの6番手構成。ロフト33度まであるので、8番アイアンの代わりにも使えます。UT派の人にはぜひ試してみてほしいクラブですね」