【ハイライト動画あり】帝京大学は4連勝で首位に並ぶ、慶應義塾大学は3連敗で暫定最下位。ラグビー関東大学対抗戦
9月に開幕した関東大学ラグビー対抗戦も中盤戦を迎えている。10月20日(日)、群馬・太田市運動公園陸上競技場で、昨季の大学王者で開幕3連勝中の帝京大学に、2連敗でいまだ白星のない慶應義塾大学がチャレンジした。 【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 帝京大学|帝京が9トライを上げ勝利
両者の対戦は、帝京大学が優勝した過去3年は64-14、57-14、64-14と快勝しているが、2019年と2020年は慶應義塾大学が29-14、30-27と連勝している。
帝京大学はキャプテンFL(フランカー)青木恵斗(4年)を筆頭に、春の日本代表活動に参加したPR(プロップ)森山飛翔(2年)、副将の本橋拓馬(4年)、副将のSH(スクラムハーフ)李錦寿(4年)と、U20日本代表経験のあるSO(スタンドオフ)大町佳生(3年)らが先発した。
慶應義塾大学は4名を変更。FW(フォワード)第1列のキャプテンHO(フッカー)中山大暉を筆頭に、1年のFL(フランカー)中野誠章(桐蔭学園)ら、7人が前節と同じとなった。
BK(バックス)は和田康二GM(ゼネラル・マネージャー)の甥っ子・1年のSO健太郎(清真学園)が抜擢され、CTB(センター)はU20代表経験のある今野椋平(3年)が12番で復帰、開幕2試合はFB(フルバック)で先発していた1年の小野澤謙真(静岡聖光学院)が14番のWTB(ウィング)に入った。
帝京大学ボールで試合はキックオフされた。序盤、慶應義塾大学はハーフ団を中心に積極的にボールを動かして相手ゴールラインに迫ったが、トライを挙げることができなかった。
ディフェンスで粘りを見せた帝京大学は前半9分、反則から相手ゴール前のラインアウトを得て、順目にボールを動かし、最後はFL青木が強さを見せて右中間にトライ、SO大町がゴールを決めて7点を先制した。
その後、再び慶應義塾大学が攻め込むが得点を挙げることができず、帝京大学は武器としているスクラムでペナルティを得て、相手陣に攻め込む。16分、ラインアウトを起点にボールを継続し、最後はSO大町が見事なステップを見せて中央にトライを挙げて、12-0とリードを広げた。