【ハイライト動画あり】帝京大学は4連勝で首位に並ぶ、慶應義塾大学は3連敗で暫定最下位。ラグビー関東大学対抗戦
慶應義塾大学も22分、相手陣ゴール前のラインアウトを起点に、右に素早く展開し、最後はWTB小野澤が右隅に飛び込み、対抗戦初トライを記録、7点差に迫った。
だが、帝京大学の優位は変わらず、28分にはスクラムを起点に、FWが縦にこだわり、再び青木がトライ。さらに33分、39分と相手陣奥のモールからHO(フッカー)當眞蓮(4年)が連続トライを挙げて、帝京大学が33-5と大きくリードして前半を折り返した。
後半、慶應義塾大学はボールを継続して攻め込むが、やはり帝京大学のディフェンスを崩せない。5分、帝京大学はカウンターラックからチャンスを作り、PR森山がゲインして、フォローしたWTB生田弦己(3年)がトライを挙げて38-5とした。
その後は拮抗した状況が続いたが、14分、帝京大学は途中交代のWTB青柳龍之介(4年)が危険なタックルでシンビン(10分間の途中退場)となる。数的有利となった慶應義塾大学は19分、カウンターラックから攻め込み、最後はラインアウトから得意のモールを押し切ってキャプテンHO中山がトライを挙げて12-38とした。
だが、帝京大学も集中力を切らすことなく28分、途中交代のFL森元一気(4年)がゲインすると、キャプテンFL青木が走り込みながらボールを受けて、中央にハットトリックとなるトライを挙げて45-12で勝負を決めた。
慶應義塾大学は34分にモールを押した後、ボールを右につないでWTB小野澤が2本目のトライを決めた。しかし、帝京大学も終了間際にPR平井半次郎(4年)、途中出場のSH上村樹輝(4年)がインゴールを陥れる。
結局、帝京大学は9トライを重ねて57-19で大勝し、開幕から4連勝を達成。3トライ差以上の勝利でボーナスポイント1を得て、総勝ち点では明治大学と24で並んだ。
前節、「帝京大学らしい試合をした」と相馬朋和監督が選手たちを称えていたが、今回の慶應義塾大学戦も同様に、セットプレー、接点で強みを見せての快勝だった。