銀行出店が拡大、商業施設に照準 現役世代へ向け気軽さ意識
銀行が商業施設への出店を拡大し始めた。「金利のある世界」への回帰で事業環境が改善し、超低金利時代に進めた店舗の削減方針を転換。カフェのような気軽さを意識した店構えで、現役世代を中心とした顧客と接点をつくろうとしている。 三菱UFJ銀行は21日、千葉県流山市に期間限定のモデル店舗を報道陣に公開。駅前の商業施設の一角に構え、資産運用の相談などに幅広く対応する。買い物ついでに立ち寄れるよう扉はなく、外から行員の顔が見える。 三井住友銀行は商業施設に50以上の小型店を構えるほか、スターバックスを併設した新型店も展開。りそな銀行も11月、奈良県大和郡山市の商業施設に小型店を開設する。