【京都金杯】シャドウフューリー 坂路で軽快走披露 重賞初挑戦へ準備は万全 自信得たマイルで飛躍を誓う
「京都金杯・G3」(5日、中京) リゲルSを鮮やかに勝って勢いに乗るシャドウフューリーが2日、栗東坂路を軽快に駆け上がった。1日が全休日。正月日程で変則的な仕上げとなるなか、4F54秒0-39秒5-12秒7を計時。しっかりとした脚取りを披露し、初挑戦となる重賞への準備を整えた。 杉山晴師は好調状態をキープしていることを確認した。「順調に来ています。前回は右回りで、しかも1600メートルでしたからね。ジョッキーがうまく乗ってくれましたし、これまでとは違うイメージでした」。約2年2カ月ぶりだった右回り、そして1400メートルに軸足を置いてきた現状から一歩踏み出してマイルという距離にも対応できた。そんな前走の勝利に「選択肢が広がりました」とうなずいた。 今回は全5勝中4勝を挙げている左回りに回帰する。舞台となる中京マイルは〈1・2・1・0〉と実績も申し分ない。「使ってきていますが、出来落ちはありません。中京コースも問題ないでしょう」。これまでデビューから18戦して掲示板を外したのは1度だけという戦績が示す通り、その安定感は際立つ。5歳となって臨む初戦。自信を得たマイルで飛躍を誓う。