【タカオカ解説】アメリカ大統領選 バイデン氏撤退・大逆転のシナリオ「30代・無名の若者」が新候補に!?トランプ陣営は副大統領にサプライズ?7月の共和党大会を見たバイデン陣営の発表に注目!
民主党が勝つためにバイデン大統領の代わりは「想像を超える人選・名前なんかいらない」
作戦その2です。じゃあバイデン大統領が「出るのを諦めます」となると、時間がないけど誰に代えるかってことです。もうすでにお名前が出ている人は、日本で有名な方といえば副大統領のハリス氏ぐらいでしょうか。支持率が低い。まあダメでしょうと言われています。その次がハリウッドを抱えてるカリフォルニアの知事・ニューサム氏なんですが、それでもトランプさんの今の支持率には無理だろうと言われています。どちらもアメリカでは聞いた名前です。そこで言われているのは、こういう人たちではなくて、有権者の想像を超えてくる人選をしなきゃダメだと。
そうすると「誰だ」ということになりますが、アメリカのメディアで言われているのは、「名前なんかいらないんだ」と「無名でいいから極端に若い人」。今、フランスで大統領を追い詰めてる野党の党首は28歳です。マクロン大統領も就任した時30代です。だからもう50代ぐらいの知事に若返る程度だと驚かない。一気に30代ぐらいの人を出す。そうするとね、無名な方がいいんです。無名だと、「どんな人なんですか?誰なんですか?その人は一体どういうバックグラウンドがあって何を主張しているんですか?」と、もうマスコミの報道をハイジャックみたいにしちゃいます。だからこっちの方がいいんだということです。ただお墨付きが必要です。その若い世代の人はバイデンさんが見つけてきて、バイデンさんが自ら指名したんだという体を繕えば、トランプ前大統領にとっては一番望ましくない形なんです。
トランプ陣営は想像を超えた副大統領候補 発表直後にバイデン陣営が逆襲?
そういうことになると、トランプ前大統領が黙っているかというと、そうはいかないですね。トランプ前大統領もですね、もうすぐちゃんと正式な候補になりますので、今のうち打っておく手としては、こっちも有権者の想像を超えてきます。「トランプ前大統領が普通選ばないだろう」という人を副大統領候補に選ぶつもりだと言われています。それは今まで、第一期のトランプ大統領時代にすごく差別的な発言をして「出て行け」とまで言った黒人系の人、それから壁作って出て行けと言った移民系の人、そういう人たちを副大統領候補に選ぶんだと。これは大いに考えていると言われています。それはそうです。この人が大統領になったら、自分以外誰の言うことも聞きませんので、副大統領は誰でもいいということもあります。
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