【RISE】實方拓海vs.宇佐美 秀 メイソンでウェルター級王座決定戦、門口佳佑は階級を下げてオート―と、大﨑一貴vs.カンポスも決定
2024年12月21日(土)千葉・幕張メッセ イベントホール『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL ~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~』の追加対戦カードが、11月23日(土)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 183』にて発表された。 【写真】階級を下げて再起戦に臨むことになった門口 スーパーフライ級3分3R延長1Rで、大﨑一貴(OISHI GYM)vs.アルベルト・カンポス(スペイン/Phuket fight club)が決定。 大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKA世界王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者に。2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。2024年3月にはジラリー・キャルービーを破り、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座の初防衛に成功。6月には政所仁の挑戦を退けてRISE王座2度目の防衛に成功した。戦績は44勝(22KO)6敗2分1無効試合。 大﨑はVTRにて「対戦相手は凄い僕と同じようなタイプで相性がいい。凄い激しい試合になると思いますが、ここはしっかり倒してクリアして、次の世界戦へ向けていいアピールが出来る試合にしようと思っているので皆さんお楽しみに」とコメント。 詳細は不明なカンポスは「日本で試合をすることは私の夢でした。対戦相手は凄く強いファイターです。私はとても楽しみにしています。日本の皆さん、12月に会いましょう」と全て日本語でコメントを寄せた。 続いて、56kg契約3分3R延長1Rで、門口佳佑(EX ARES)vs.オート―・ノーナクシン(タイ/ノーナクシンジム)が決定。 門口は『ABEMA』で行われた企画『VS 那須川天心』でトーナメントを勝ち上がり那須川天心と対戦したことで名をはせた空手出身の選手。その後、RISEで2018年7月にプロデビュー。2022年8月のRISEフェザー級タイトルマッチで梅井泰成から王座を奪取。SBの山田彪太朗、元Krush王者の新美貴士、SBの川上叶と他団体の強豪を次々と撃破した。しかし2024年3月、K-1との対抗戦で軍司泰斗に延長戦で敗れ6連勝がストップ。10月には2度目の防衛戦で安本晴翔に王座を奪われた。戦績は15勝(2KO)4敗1分。 オート―は元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級6位で、2024年8月のRISEに初参戦すると拳剛を左右ミドルと右ストレートを駆使し、打たれ強さも見せて延長戦で判定勝ちした。 伊藤隆RISE代表から、門口は今後バンタム級(55kg)に下げることが発表されたが、リングに上がった門口は「僕、55kgでいく感じなんですか? ちょっと今ビックリしているんですけれど、僕も」と聞いてないよと笑う。 続けて「ちょうど1カ月前に(タイトルを)獲られちゃったので。あれを取り返しに行くかは決まってないんですけれど、とりあえず試合したいなって思って。12月出させてくれってRISEさんにお願いして出させてもらうことになりました。今年1回も勝ててないので、ここでしっかり勝ってみんなと一緒に盛り上がっていい日になればいいなと思っています」と、2024年初勝利を今年最後の試合で飾りたいと話した。 続けて、RISEウェルター級王者の中野椋太(誠至会)が王座を返上、それを受けて1位・實方拓海(TSK Japan)vs.3位・宇佐美 秀 メイソン(Battle Box)で第4代王座決定戦が行われることが決まった。 實方は日本タイトルを4冠持つベルトコレクターで、ヒジ有りでの実績は折り紙付き。RISEでは2020年11月の次期挑戦者決定戦でタップロンをダウンさせて判定勝ちし、2021年1月にはRISEスーパーライト級王者・山田洸誓に挑戦したが、判定で敗れた。2023年3月にはRISEのメンバーとしてK-1との対抗戦に出陣し、寧仁太・アリに判定で敗れたが、6月には『KROSS×OVER 』に出場して森本一陽に初回KO勝ち。7月のRISEで稲井良弥に延長戦の末に惜敗したが、その後は5連勝中。戦績は27勝(6KO)10敗2分。 宇佐美はアマチュアMMAで多数の優勝経験を持ち、2022年4月の『POUND STORM』にてプロMMAデビュー。昨年12月には、初のキックボクシングルールでK-1 WORLD MAXのレジェンド、アルバート・クラウスに勝利。今年3月にはKNOCK OUTで杉原新也に判定勝ち、9月には同団体でジャマル・ワヒィムを1RKOで沈め、キック3戦目でISKAインターコンチネンタル・ウェルター級暫定王座を獲得した。12月にはK-1に初参戦、海斗を2RでKOしてインパクトを残すと、今年3月のK-1では白須康仁も初回KOでマットに沈めた。6月はRISE初参戦で中野と対戦したが、2R負傷判定でドローに終わった。戦績は5勝(3KO)無敗1分。 リングに上がったメイソンは「タイトルマッチありがとうございます。本当は中野選手と再戦して白黒はっきりつけたかったんですけれど、今回の實方選手とタイトルマッチということで試合当日はしっかりKOで勝ちます。押忍」と挨拶。 實方は「僕も中野選手と試合したかったんですがこういう結果になって、ファンの人たちに驚くカードが発表できたかなと思っています。ずっと僕はRISEでやってきていろいろな経験をさせてもらって。対抗戦で負けたりしましたがいろいろな思い出がある中でここにたどり着くまで積み上げてきたたくさんのものがあるので、その誇りとプライドとRISEを背負って俺が王者になります。ぜひ会場に来てもらって僕らの試合を生で見てください。盾vs.矛、地味vs.派手でWORLD SERIESにふさわしい試合になると思います。最高の試合にしましょう」と語った。
ゴング格闘技