ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが戦略発表(全文2)超小型人工衛星の需要が拡大
ZEROの特徴
このZEROの詳細についてですけれども、何度か言っているように液体ロケットっていうのが大きな特徴です。特に炭化水素系の液体ロケットというところが大きな特徴であるというところです。で、MOMOの場合は1段式のロケットでしたけど、ZEROの場合2段式のロケット、真ん中で分かれて、1段、2段と。で、1段目が複数機のエンジンのクラスター。で、2段目に同じエンジンを付けて打ち上げるという、そういう計画になっているところです。 打ち上げ射場として今現状MOMOで使っている、すぐ近くのところですね、北海道大樹町の打ち上げ射場。ここを整備することによって、きちんと打ち上げができるというふうに計画、プランを立てているところです。 MOMOからZEROにかけての違い、堀江からも説明ありましたけれども、エネルギー量が違うというところと、開発要素として新しい部分、これまでできている部分と、これからつくらなきゃいけない部分っていうのがあるわけですけれども、このつくらなきゃいけない部分っていうのがターボポンプという部品です。ここがこのあとあるJAXAさんとのパートナーシップ提携の一番肝でもありますけれども、このターボポンプの新規の開発っていうのが重要になってくるというところです。 また、見てのとおり大きさとして機体重量としては30倍、エンジンの出力は50倍、推力ですね、必要になってくるというところでかなり大型化が必要になってくるというところです。必要な速度が4倍から5倍になってきますので、おおよそ、エネルギー量にして20倍から30倍弱程度のMOMOとZEROのエネルギー差があるというところです。 また軽量化っていう部分も大事ですので、こういうところにも技術力が必要ですし、エンジンの強力化ですね、エンジンの出力が上がるというところで、こういうところもわれわれ単独じゃなくて、多くの知見を得ることによって、いろんなところの、外の知見を得ることで開発が効率化できるというふうに考えているというところです。 難しいところの説明をしましたけれども、難易度の高いZEROの開発、これがこれまでのMOMOの開発体制である当社、インターステラ1社単独ではなかなか難しいというふうに考えていて、今日発表するこの開発を目指す法人パートナー組織ですね、みんなのロケットパートナーズと、枠組みですけれども、これを発足させようというのが今回の趣旨でもあります。 で、名前として、みんなのロケットパートナーズということで、ロゴとしても日本のロケットだというところの意味を込めて日の丸をイメージ。また少し富士山にも見えるような形ですけれども、こういう日本らしさっていうところも少し入れながら、多くの法人の皆さんと一緒にやっていきたいというふうなことを考えています。あとは紹介ですかね。 【書き起こし】ホリエモン出資の宇宙ベンチャーが戦略発表 全文3へ続く