暴言で復帰のめどが立たないフワちゃん、失言後の痛々しい謝罪が記憶に残る和田アキ子… 2024年炎上タレントのその後
「前フリを言えば許される」と思っている?
「私はかわいいと思いました」の問題発言でも使われたが、最近の和田は「こんなことを言うと叱られるかも分からないけど」という前フリを多用するようになったという。 「和田さんは『この前フリを言っておけば許されるだろう』と思っているのかもしれません。その後には世間の論調とズレていたり、反感を買ったりするコメントが続くことが多いのです。ただし失言のレベルに達した問題発言も珍しくないので、これでは意味がありません。ネットでは『分かっているなら叱られるようなコメントをするな』との批判が殺到します。昔の和田さんなら考えられない事態です」(前出のスタッフ)
“痛々しい”と感じる視聴者が増える
「叱られるかも」と前フリし、際どい内容だが謝罪の必要はないというギリギリの発言を放って終わるのが基本形だといえる。 「ところが21日の放送で和田さんは何度も謝りました。視聴者は『和田さんは叱られるかどうかの判断もできなくなっているのでは?』と疑問に思っているのでしょう。和田さんの人気が高かった80年代や90年代なら、少々の問題発言でも許されました。SNSもネット世論もなかったことが大きいと思います。今の和田さんは時代にマッチしておらず、“アップデートできていない大御所タレント”の代表格のようになってしまいました。和田さんもネット世論を気にし過ぎて、自分を見失っているようにも見えます。辛口発言が自粛されたり、視聴者に受け入れられなくなったりすると、『アッコにおまかせ!』の存在意義がなくなってしまいます。このままでは“痛々しい”と感じる視聴者が増えていくかもしれません」(前出のスタッフ) フワちゃんのケースは、“本音が見えない人間は信用できない”という己の信条にそぐわない人間に対しては暴言を放ってもよいという、傲慢ともいえる本音が垣間見える。和田のケースでは、「こんなことを言うと叱られるかも分からないけど」という免罪符的な前フリがあれば許してもらえる、という読みの甘さが見て取れる。 芸人やタレントが本音や毒舌を売りにするには、一昔前よりもはるかに繊細な気遣いやテクニックが求められる時代に適合できていない点が招いたトラブルだったといえそうだ。 デイリー新潮編集部
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