走りの良いあのスポーツセダンも『トミカ』に仲間入り! トミカ × リアルカー オールカタログ / No.100 レクサス IS 350 F SPORT
発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ? このたび『トミカ』のNo.100として加わったのが『レクサス IS 350 F SPORT』です。レクサスはトヨタの展開する高級車ブランドであり、レクサスISは初代モデル誕生以来、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求し続け、その運動性能の高さとそれを予感させるスポーティなデザインで高い評価を得ている中型スポーツセダンです。 初代は1999年に『アルテッツァ』として日本市場に登場し、優れたハンドリングと運転の楽しさを味わえるスポーティなセダンとして高い評価を受けました。内装はシンプルながら高品質で、スポーティなデザインと快適な乗り心地が特徴でした。2005年に登場した二代目モデルは、初代のスポーティさを引き継ぎつつ高級感と性能をさらに向上させ、2.5Lや3.5LのV6エンジンを搭載、5.0L V8エンジンを搭載した高性能モデルIS Fもラインナップしました。2013年に登場した、現行型となる三代目モデルは特徴的なスピンドルグリルを中心としたフロントフェイスが印象的で、高級素材と最新技術を取り入れたインテリアは快適さと操作性をさらに追求しています。 この3代目モデルはマイナーチェンジを受けていますが、2024年7月現在の現行型は2020年11月の2回目のマイナーチェンジ・モデルとなり、『トミカ』の『No.100 レクサス IS 350 F SPORT』もこれをモデルとしています。ここではこのマイナーチェンジ・モデルのことを新型ISと呼ぶことにします。 新型ISは、2019年4月に愛知県豊田市下山地区に新設された、自然の地形を活かした高低差と多数のカーブに様々な路面を組み合わせ、高次元での車両性能の作り込みを可能とした車両開発用のテストコース『Toyota Technical Center Shimoyama』をはじめとする世界各地で走り込み、走りの性能をさらに高めています。 新型ISは、減速、操舵、加速がシームレスに繋がる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求し、日常の走行シーンにおいても気持ちの良い走りを感じることができます。数値では測れない人の感性価値にこだわり、一連の運転操作のつながりやリズムなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな操縦性を追求しています。乗り味をつくりこむ上では、不快な振動や音といった雑味をあらゆる方向から検証し、原因を突き詰めて解消するなど、クルマづくりの基本に立ち返り、走りの気持ち良さを進化させています。 パワートレインに関しては、5.0L V型8気筒のIS500、3.5L V型6気筒のIS350、2.5LハイブリッドモデルのIS300h、2.0L 直4ターボのIS300が用意されており、新型では2.5Lハイブリッドモデル(IS300h)はアクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御を変更、2.0Lターボモデル(IS300)ではドライバーのアクセル開度などから走行環境を判定し、シーンに応じて適切なギヤ段を設定するアダプティブ制御を採用しています。これにより、よりドライバーのアクセル操作や意図に対してリニアなレスポンスを実現しています。 また、ボディ剛性を高めるために、サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などが行なわれ、ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能を高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除し乗り心地を向上させています。ホイールの締結にはハブボルトを採用、締結力の強化と質量の低減を図っています。また、新採用の19インチタイヤはコーナリングフォースを大幅に向上させ、気持ちの良いハンドリングとブレーキングを実現しています。 ショックアブソーバーには、オイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる“スウィングバルブショックアブソーバー”が採用されました。これにより、ショックアブソーバーのストローク速度が極めて低い場合でも減衰力を発揮し、応答性が良く上質な乗り心地を実現しています。 デザインコンセプトは“Agile(俊敏)& Provocative(挑発的)”とされ、走りを予感させるワイド&ローなスタンスとシャープなキャラクターラインによるアグレッシブなデザインが目指されています。高い意匠性を実現するために、初期デザインの段階から製品企画、生産技術、設計、デザインが一丸となって開発に取り組んだことで、低重心で4ドアクーペのようなプロポーションや抑揚の効いた造形など、新しいISの世界観が実現されています。 エクステリアでは、新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドランプを採用し、低く構えたグリル周りとそれに合わせて下げたサイドのキャラクターライン、ラゲージ後端部の造形で重心の低さが表現されています。張り出した前後フェンダー、Lシェイプ一文字シグネチャーランプ、立体的なバンパーガーニッシュが採用され、スポーティな走りを予感させるプロポーションが実現されています。さらに、リヤフェンダーのシャープなキャラクターラインや新意匠の19インチタイヤなどが、アグレッシブな印象を際立たせています。 インテリアでは、マルチメディアシステムに新たにタッチディスプレイを採用するとともに、SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoに対応しています。これにより、iPhoneやAndroidスマートフォンを10.3インチタッチワイドディスプレイに連携させることで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が大きく向上しています。また、インストルメントパネル上部やドアパネルに有彩色を設定しツートーン配色とすることで、左右方向の広がりが強調されています。 新型ISにはまた、従来の“単眼カメラ+ミリ波レーダー”の構成をベースに、緊急時操舵支援や車線認識性能の向上など、最新の安全技術を取り入れた、進化した“Lexus Safety System +”を含む先進安全技術が搭載されています。 『トミカ』の『No.100 レクサス IS 350 F SPORT』のモデル車両は、その商品名からもわかる通り、スポーティさに一段と磨きをかけた“F SPORT”モデルになります。この“F SPORT”はノーマルのISの特長に加え、前後異サイズの19インチホイールや専用チューニングされたスタビライザー、EPS、ショックアブソーバーの減衰力を最適に制御するNAVI・AI-AVSが標準装備されており、コーナリング時には鋭いハンドリングと相まって、上級の走りを披露します。また、専用のFメッシュデザインのスピンドルグリルやピアノブラック塗装の外板色などにより、エクステリアのデザインも“F SPORT”の精悍さが表現されたものになっています。 『トミカ』の『No.100 レクサス IS 350 F SPORT』もまた、この特徴を上手く再現したものとなっています。本格的なスポーツ走行性能を備えたスポーツセダンの代表とも言える1台を、ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょう? ■レクサス IS 350 F SPORT 主要諸元 全長×全幅×全高(mm):4710×1840×1435 ホイールベース(mm):2800 トレッド(前/後・mm) :1580/1570 車両重量(kg):1660 エンジン形式:2GR-FKS型 V型6気筒DOHC 排気量(cc):3456 最高出力:234kW(318ps)/6600rpm 最大トルク:380Nm(38.7kgm)/4800rpm トランスミッション:8速AT サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク ブレーキ(前後) :ベンチレーテッドディスク タイヤ:(前)255/40R19 / (後)265/35R19
■毎月第3土曜日はトミカの日!
毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2024年7月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.100 スズキ ジムニー JAF ロードサービスカー』に代わって『No.100 レクサス IS 350 F SPORT』が登場します。『No.100 レクサス IS 350 F SPORT』には、初回出荷のみの特別仕様(特別色)もあります。また、それまでの『No.48 いすゞ エルフ 〈ミッキー&フレンズ〉 トラック』に代わって『No.48 日産 スカイライン GT-R(BNR32)』が登場します。
MotorFan編集部
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