前に抱えるのも賛否両論?「混んだ電車内のリュック」不満に感じた持ち方を男女445人に調査
ぐいぐい押されることも?「体の前面で抱えた」リュックサックに不満を感じたこと
「混んでいると、後ろでも前でも邪魔」(62歳男性/コンピュータ関連技術職) 「ドアに背を向けているのにリュックを前に抱えている人がいて邪魔だった」(44歳女性/その他) 「電車の中が混み合っていて前に抱えてた人のリュックがぶつかり痛かった」(50歳女性/その他) 「背負うのも迷惑だが、前に付けている人も前だからいいだろ的な態度で人にぶつけたり通路をふさいだりすることがある」(53歳男性/その他) 「前に背負ったリュックで強引にぐいぐい押してくるひとがいる」(60歳女性/主婦) リュックを自分でコントロールしやすい分、背負うよりも迷惑リスクが格段に下がる“前抱え”。とはいえ、後ろでも前でもリュックの大きさが変わるわけではないので、抱え方によっては邪魔になったりぶつかったりなど、悪影響を及ぼしてしまうことはあるようです。 筆者も、小学校高学年くらいの男の子が、電車を降りる際、体の前面に背負ったリュックで周囲を押しのけるようにしながら扉に突進するのを見て、「ちょっと怖いな」と思ったことがあります。おそらく親御さんから「混んだ電車では前に背負うんだよ」と教えられて、その言いつけは守っているのだと思いますが……。 ただ前抱えにすればいいのではなく、あくまで周囲の人の迷惑にならないように手荷物を管理するという意識を忘れないようにしたいものです。
見え辛いのが難点?「手に提げて足元近くで持った」リュックサックに不満を感じたこと
「膝の裏に当たっている感じが気持ち悪かったことがある」(45歳女性/総務・人事・事務) 「座っているとき前に立ってる人の持つリュックが揺れるたびに足に当たっていて痛かった」(38歳女性/主婦) 「足元のリュックは見えづらく避けにくい。移動するとき邪魔になって転びそうになった」(62歳女性/主婦) 昨今、より周囲に迷惑を及ぼしにくいと推奨されることのある“手に提げる”持ち方ですが、今回のアンケートでは不満を感じたことがあるとの票数が、意外にも“前抱え”をわずかながら上回りました。どうやらただ漫然と持つだけでは、近くの乗客の膝あたりに当たったり、通行する乗客の足元の邪魔になったりすることがあるようです。 やはり「手で提げていさえすればOK」との油断は禁物。常に周囲の乗客との距離感をはかり、状況に応じて持ち方を変えるなど配慮する必要がありそうです。