ケチ臭さっ! お金の使い方も根性も「みみっちい男性」かどうか、結婚前に見抜くためには?【「ケチすぎて別れました」体験談集】
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。 今回は、相手とお金の価値観が合わないことに悩むふたりの女性の「婚活ストーリー」を紹介してもらいます。 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。 〈 働く女性の婚活百景 #16 〉
【ケース1】80万円の研修旅行を「もったいない」と言う彼
H香さんは36歳の食品関係の会社員。いずれは、趣味のお菓子づくりを仕事に結びつけたいという夢を持っています。 H香さんが、友人に誘われて行った食事会で出会ったのは、1歳上の会社員の男性。たまたま隣の席に座っていた彼と話してみると、好きな映画や愛読している本が共通していて、話が弾みます。「こんなに話が合う人っているんだ!」と感激したH香さんは、彼と二人で会うようになりました。 ところが、お互いのことを知っていくにつれて、価値観が合わない部分も浮き彫りになっていきました。きっかけは、H香さんが通っている洋菓子教室で、パリへの研修旅行が企画されたことでした。パリに1週間滞在し、憧れのパティシエのレッスンが受けられるという魅力的な内容で、料金は80万円ほど。決して安くはありませんが、将来お菓子の仕事をしたいと夢見ているH香さんにとってはまたとないチャンス。「貯金を切り崩してでも行きたい」と思いました。 ところが、そのことを話すと彼は「もったいない」と一蹴したのです。「1週間で80万円は高すぎるよ」と彼は言います。彼も海外旅行が好きで、学生の頃からいろいろな国へ出かけていますが、彼の旅のスタイルは基本的にバックパッカー。「できるだけ旅費を抑えることで、その分多くの国へ行くことができる」というのが彼の言い分です。 反対されながらも、H香さんは研修旅行に参加しました。期待以上の内容で、同じ夢を持つ仲間にも出会えて大満足。でも、彼とはその後も価値観のズレが気になるようになりました。 たとえば、H香さんの誕生日が近いある日のこと。彼とは普段は居酒屋で会うことが多いのですが、「誕生日くらいは、ちょっと特別感のあるお店で食事がしたい」と思ったH香さんは、彼にリクエスト。ところが彼は、「上品ぶった店は好きじゃない。コスパが悪いし、着ていく服を考えるのも面倒だし。いつもの店が間違いなくおいしいよ」と言うのです。