ちゃんと使いこなしてる? Googleマップの最新技術
地図アプリの定番、Googleマップ。実はここ数年で色々な機能が追加されているのをご存じだろうか。便利な機能を知らないまま使っていては、デジタル時代に取り残されてしまうかもしれない。今回は意外と知られていないGoogleマップの便利機能について紹介しよう。 ●航空写真で現地を事前に確認できる「イマーシブビュー」 新機能の中でも、ぜひ使いたいのが「イマーシブビュー」。これは目的地までのルートを、航空写真とストリートビューの組み合わせで確認できる機能だ。これまでもストリートビューで現地の写真を確認することはできたが、俯瞰で見れないためルートを確認するのは難しかった。 「イマーシブビュー」を利用すると、まるで現地を上空から見下ろしているような立体映像で確認できる。周囲の目印などを確認しながらルートを下調べできるため、初めての場所でも迷いにくいだろう。さらに「イマーシブビュー」に対応した目的地の詳細をタップすることで、立体で表示された建物や周辺地域を360度回転させながら眺めることが可能。事前に周辺のお店や道の様子といった現地の状況を知りたいときに便利だ。 また、カメラに写ったものを検索する「Googleレンズ」の応用ともいえる「Lens in Maps」という機能も。目的地を探す際に検索バー上に表示されるカメラのようなアイコンを押すと、スマホ画面がカメラモードに切り替わる。 実際に立っている場所でカメラを周囲に向けると、カメラに映る風景上にATMや駅、レストラン、カフェなどの情報を表示。視線の先に何の施設があるかを瞬時に把握することが可能だ。初めて訪れた土地を調べる際はもちろん、地域の散策時に活用することで隠れた名所を発見できるかもしれない。 私たちの移動をより便利で快適なものとするために日々進化を続けるGoogleマップ。次はどんな機能が登場するのか、注目していよう。(フリーライター・佐々木剛) ■Profile 佐々木剛 大手メーカーに勤務後、一念発起してウェブメディア業界に転職。その後フリーライターとして独立し、現在に至る。メーカー時代の経験を活かし、テクノロジー、機械、技術系中心に執筆。