時代を彩る「KATE」の革命:平成から令和へのメイクトレンド
「もっとこうなりたい、メイクを楽しみたい、こういうふうに変わりたいといった、お客様のメイク欲を刺激できるような商品の提案や、メイクを通じたよりよいコミュニケーションの機会を創出していきたいと思っているのがKATEのブランドの基礎となっています。 そういった考えの下で、リップモンスターや涙袋や二重ライン、切開ラインに使える『ダブルラインエキスパート』のような、まさにお客様が求めていたような商品を生み出すことができているんです」
「小顔に見せるマスクもそうですが、顔へのメイクだけではなく、メイクの枠を超えてトータルでビューティーを提案できるように、常にいろいろな角度から商品の提案をしています」
口紅市場の国内シェア3年連続1位!コロナ禍でもリップモンスターが支持された理由
2021年に発売されたリップモンスターは、コロナ禍で販売された口紅だった。当時、マスクをするのが当たり前という状況において、マスク着用のまま口紅をすることにためらいがある雰囲気が流れていた。 全体的に暗いムードに世の中が包まれているなか、リップモンスターは発売されたが一気に話題になったのも記憶に新しい。 リップモンスターの開発には、どのような背景があったのだろうか? 「コロナ禍での口紅に対してはさまざまな見方があり、今のタイミングで発売しなくてもいいのでは、という声もありました。 しかし、コロナ前に流行っていた口紅ブームがマスク着用によって本当になくなってしまったのか、どんな時でも口紅をしたいと思う人はいるのではないかという思いから開発に踏み切りました。 当時、リップモンスターがここまで人気が出るとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか」
コロナ禍は、化粧品業界全体が低迷した時代だった。 しかし、KATEはここを大きな転機と捉え、KATEの原点でもある「NO MORE RULES.(ノー・モア・ルールズ)」というブランドのパーパスに立ち返って、ブランド広告やブランドムービーといったものを改めて提唱したのが、この年でもあったという。 CMで一度は耳にしたことがあるであろう「NO MORE RULES.」は、KATEがブランド誕生以来、大切にしているスローガンだ。自分を解放して、ルールに縛られず自分の個性を自由に表現しようという思いが込められている。