足で貢献の侍ジャパン・五十幡 けん制の“国際基準”を経験 「いい勉強になりました。見たことなかった」
◇強化試合 日本9―0チェコ(2024年11月10日 バンテリンD) 「ラグザス presents 第3回 WBSCプレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」は10日、強化試合としてチェコと対戦し9―0で勝利した。侍ジャパンは13日のオーストラリア戦(バンテリンドーム)でプレミア12の初戦を迎える。 初回に森下の右中間2ランで2点を先制したが、2回以降はチェコ投手陣からなかなか追加点を奪えなかった。そんな重苦しい雰囲気を代走の五十幡が振り払った。 7回、先頭の牧が左前打で出塁すると、井端監督は迷わず代走に五十幡を送った。五十幡は代打・源田の1ボールから左腕エルツォリのけん制で誘い出されたが、快速を飛ばして二塁セーフに(記録は二塁盗塁成功)。さらにカウント1―1からの3球目に三塁盗塁に成功し、源田の二ゴロで3点目が入った。 五十幡は試合後、二塁盗塁の際に左腕のけん制でつり出されたことに「国際試合はボークを取られづらいからとは聞いていた。見たことなかったので、いい勉強になりました。完全クロスしたということで走ったので」と話し、三塁盗塁は「スタート切れればいけるなと思っていた」と語った。 「大会が始まって、より緊張感や、1点差ゲームとかそういうところで行くことが多いので、しっかり集中して、しっかり準備して自信を持ってスタートを切りたい。自分にプレッシャーをかけながら楽しみたい」と語った。 右翼の守備でも9回に好捕。「足で行ってから、守備固めだったりはあると井端監督からも言われているので、しっかり貢献できれば」と表情を引き締めた。 プレミア12は、1次ラウンドは6チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーラウンドに進出する。日本はB組に入り、13日にバンテリンドームでオーストラリアと初戦を迎える。2戦目以降は台湾で行われ、21日からのスーパーラウンド、3位決定戦、決勝は東京ドームで行われる。 【プレミア12・日本の1次ラウンド試合日程】 <1次ラウンドB組>※試合時間はすべて日本時間19時 13日 オーストラリア戦(バンテリンD) 15日 韓国戦(台北D) 16日 台湾戦(台北D) 17日 キューバ戦(天母球場) 18日 ドミニカ共和国戦(天母球場)