山本由伸、7回途中1安打1失点で勝利投手。ニューヨークのメディアは「オフの争奪戦に続き、またしても一杯食わされる」と報じる
ヤンキースは逃した魚の大きさを痛感したことだろう…。ドジャースの山本由伸は現地10月26日(日本時間27日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。
6回1/3、86球を投げ、1安打1失点、4奪三振2四球と圧巻の支配的なパフォーマンスを披露し、チームによる4-2の勝利に貢献した。山本は勝利投手となり、ドジャースはシリーズ開幕2連勝として、現地28日に第3戦が行われる敵地ブロンクスへ乗り込むこととなった。
『MLB.comの伝えるところによると、「「ベスト・オブ・セブン(7試合制4戦先勝)のポストシーズンのシリーズで、2勝0敗としたチームは92回中77回(84%)そのシリーズを制して」いる。
さらに「現行の2-3-2方式(上位シードの本拠地で第1・2・6・7戦を行い、下位シードの本拠地で第3戦から第5戦を行う)で、本拠地での第1戦と第2戦を制したチームは、56回中45回(80%)そのシリーズを制覇している」とのこと。
現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「ヨシノブ・ヤマモトが卓越した技量を見せた第2戦で、ヤンキースに彼らが何を逃したかを見せつける」と題した記事を掲載。
副題を「ワールドシリーズ初登板で、ドジャースの3億2500万ドル(当時約462億円)の先発投手がエースの様に投球」とした上で、「史上最もアメージングで、ドラマチックだったワールドシリーズ第1戦の次の夜、ドジャースは悠々と4-2の勝利を収め、ベスト・オブ・セブンで行われるフォールクラシック(ワールドシリーズ)で2勝0敗のリードを築いた」。
「試合最終盤に花火(本塁打)は上がらなかったが、どちらにせよドジャースはそれを必要としなかった。それはヨシノブ・ヤマモトがこの夜の大部分を完全に掌握したからだ」と伝えた。
一方、『ニューヨークポスト』紙は現地26日付の電子版に、山本の快投を伝える記事を掲載し、その冒頭で、「ドジャースの第2戦の先発投手だったヨシノブ・ヤマモトは、冬に幾つかピンストライプに関する知識をほのめかすことでヤンキースに一杯食わせた」とした。