<Play・Hard>磐城 選手紹介/10 竹田洋陸選手(2年) 決定機に豪快な一打を /福島
◇竹田洋陸(ひろむ)選手 「自分の一打でチャンスを広げ、得点につなげるのが役割」。パワーあふれる豪快なスイングで、チームを救う長打を放つ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 チームでもトップクラスの恵まれた体格だが、入学時は今より20キロほど軽く、12人いる同級生の中で最も華奢(きゃしゃ)だった。当時から肩は強く、思い切りのいい打撃が持ち味。それでも、高校野球ではもっと飛距離を伸ばす力強さが求められると感じた。 「体を大きくしたい」と、まず食事の量を増やした。さらにチームの栄養指導の担当者や母親に相談し、栄養バランスのよい献立を意識し続けた。 その成果もあって「力はついたし、きちんと当てれば飛ばせる」と自信がついた。一方で、昨秋の公式戦を振り返り「決めなければいけない場面で決めきれなかった」と課題も口にする。 昨春、関西遠征の際にチームメートと初めてセンバツを甲子園で観戦した。「言葉にならないくらい、とにかく(雰囲気に)圧倒された。自分もここで戦いたいという気持ちが強くなった」と話す。その晴れ舞台が目前に迫った。目指すは憧れだった聖地での自分らしいプレーだ。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… 身長180センチ、体重83キロ▽いわき市立四倉中学校出身▽右翼手▽左投げ左打ち▽長所はフルスイング▽得意教科は現代文