<新型コロナ>大阪府で新たに256人が感染 1日の数としては過去最多
<新型コロナウイルス>大阪府で新たに256人が感染 1日の数としては過去最多
大阪府は11日午後、大阪府庁で新型コロナウイルス対策本部会議を開いた。吉村洋文知事は、会議終了後の会見で、同日府内で新たに256人の新型コロナウイルス感染者数が確認されたと発表した。吉村知事はこの状況を受け「第3波に入っている中、お一人おひとりの感染症に対する予防策を徹底して頂きたい」と府民に強く呼びかけた。 【中継録画】大阪府が新型コロナ対策会議 “第3波”への対応は?(2020年11月11日)
重症者数は63人、検査数は3278件で過去最高数
吉村知事によると、府内ではこれまで1日に確認された感染者数としては、過去最多になるという。 吉村知事は、この数字について「256人です。これまでの中で1日としては過去最高の陽性者ということになります。重症者は63人です」と説明した。 そして「昨日も200人を超えてましたから、確実に陽性者というのが右肩あがりで増えていっている状況だと思っています。検査数も3278件なので、検査としても過去最高の検査数という状況です」と続けた。
陽性率は7.8% 知事「比較的高い陽性率と思います」
陽性率については7.8%で「比較的高い陽性率と思います」と吉村知事。検査数も増えているため、陽性者数も増えていることもあるという。 しかし「それを踏まえても陽性者が過去最高数になっているという意味でも、第3波に入っている中、お一人おひとりの感染症に対する予防策を徹底して頂きたいという思いです」と府民に呼びかけた。
「第2波のように若い世代にかたまっておらず、特定のエリアにかたまっているわけでもない」
同会議では、大阪府内の新型コロナウイルス陽性者数が増えていることについての分析は発表され「第2波のように若い世代にかたまっているわけでもなく、特定のエリアにかたまっているわけでもなく、分析すると広い世代に散発的に広がっている」「クラスターの範囲についても職場でも生じている」などと府職員らから説明があった。 それに対し、吉村知事は「感染対策としましても保健所で分析すると、職場でのマスクの不徹底、飲食の場で出ていると分析されている。全国的にも広がってきている状況でもあります。いま一度感染症対策をぜひ強化をしていただきたいと思います」と話していた。