小栗旬、客席に紛れてオリラジ藤森慎吾に質問 サプライズ登場に会場騒然【MIRRORLIAR FILMS Season6】
【モデルプレス=2024/12/15】オリエンタルラジオの藤森慎吾が12月15日、俳優の小栗旬らが監督として参加するオムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season6』の公開記念舞台挨拶に登場。小栗が客席からサプライズ登場する場面があった。 【写真】舞台挨拶にサプライズ登場した小栗旬 ◆藤森慎吾「本当に子どもがかわいくて」近況明かす 映画上映前にステージに登壇した藤森は、大勢の観客で埋まった会場内を見渡して「良かった!お客さんに入っていただいて。今日は心配しておりました、藤森ひとりで心細いなと思っていたので。ありがとうございます」と安堵の表情。小栗監督、藤森主演の『1/96』は、仕事と育児に追われ、疲れ果てた男が“15分間の逃避行”を通じて、父親の本音をあふれさせ、つかの間の自由を謳歌するさまをモノローグ形式で描き出した短編映画。くしくも今年11月に第一子の誕生を報告したばかりの藤森だったが、そんな彼に向けて会場から祝福の拍手が。その様子に笑顔を見せた藤森は「タイミング的には不思議だったというか。去年この映画を撮影した時はまだ独身でした。それで最初に小栗さんからお話をもらった時は、『子どもがいる父親の役なので。藤森くんにはあまり想像もつかないかもしれないけど、やってみてくれないか』と声をかけてもらったんですけど、まさか上映の時に父親になっているとは思いませんでした」としみじみ話した。 もちろん家族を愛してはいるものの、その中で日々、積もり積もっていく父親としての葛藤や、不満を吐露していく本作について、「正直、娘が生まれて1カ月なんですけど、まったくそんなことを思わない、本当に子どもがかわいくて。こんなこと言っていいのか分からないですが、今のところこの作品にまったく共感していないんです(笑)これは監督に怒られちゃいますね(笑)」と笑う藤森。「僕は小栗くんの家にもよく遊びに行くんですが、本当にすごいですよ。どこからか音が聞こえたり、叫び声が聞こえたりする中で、お父さん、お母さんが日々戦っているんだなと考えると、もしかしたらこういうひとコマもあるのかなと共感できる部分もありました」と小栗監督の気持ちに想いを馳せていた。 ◆藤森慎吾、観客からの質問に回答 会見中には、藤森があらためて観客に向かって「だいたいこういう時って監督が来ますよね。小栗旬は何やってるんですかね? 最初はみんなで舞台挨拶だね、なんて話をしていたんで。こっちも意気揚々と、バチッとスーツでも着て…と思っていたのに、藤森ひとりだなんてね」とボヤく場面も。その流れで会場の観客からの質問を受け付けることに。 最初の女性客からの質問は「もしご自身が監督をするとしたらどんな作品を?」というもの。それには「実はわたし、以前、吉本興業にいた時に映画を撮ったことがありまして。ショートムービーで、チャラ男のロードムービーだったんですけど、これが非常にいい作品でした。当時は20代後半くらいだったんですかね。ちょうどチャラ男として、成熟をしきるかどうかという時期で。その時その時に、自分が一番体重をのせられるものが、撮りたい衝動につながるのかなと思う」と返した藤森。「だから今、チャラ男のロードムービーを撮ろうとは思わないですし、今は家庭ができたということもあるので、家族にまつわる話にも興味がありますし、全然関係ないものも撮ってみたいです」と語ると、「でももし次の監督をするなら小栗旬を使いたいなと思います。それは断らせないですよ!」とぶちまけた藤森。下京プロデューサー、伊藤プロデューサーも「そのときはぜひ『MIRRORLIAR FILMS』で」とラブコールを送ると、「いろんな壁は超えないといけないかもしれないですけど、絶対にやってみたい」と意気込むひと幕があった。 ◆小栗旬、サプライズ登場 さらにもうひとりの男性客からの質問も受け付けることに。「僕、この映画をよく観ているんですけど、冒頭の方の藤森さんの演技がすごく硬く感じるんですが。あれはどういう芝居なんですか?」と語る男性客の質問を聞いていた藤森は、マスク姿の男性の声、そして全体の雰囲気から、その正体が小栗監督であると気づいたようで、「あれ…?え…?うそ!」とたたみかけると、「今日いたんじゃない!知らなかった。どういうサプライズなの?」と興奮まじりに語るなど、驚きを隠せない様子。「だったら早く出てきてよ。うれしい!」を笑顔の藤森は、会場の観客に向けて「お客さんにもサプライズだったんでしょ?(女性のお客様に)なんで急に髪の毛を直しはじめているの?『わたし大丈夫かしら』って感じで」とツッコんでみせて会場からは笑い声が。 「ずっと(舞台挨拶を)聞いていました。すごい汗かいてますね」と語る小栗監督に、「そりゃそうですよ。なんとかひとりで頑張って盛り上げなきゃと思っていたんですから」と返した藤森。そして改めて藤森の芝居が硬かった、と小栗監督がいじりはじめると「あれは緊張ですよ。小栗監督がいて、スタッフの皆さんもいるしね」と藤森。さらに劇中での歩き方がぎこちなかった、と小栗監督が指摘すると、「ただまっすぐ歩くだけのことがあんなに難しいとは思わなかった」と振り返った藤森。小栗監督も「なるほどな、ただ歩くのってけっこう難しいことなんだなと。あの時僕もはじめて気付きました」と述懐しつつも、「ほんとにガチガチでしたね」と冗談めかして会場を沸かせた。 そんな具合に、立ち上がりこそ緊張でガチガチだったという藤森だったが、「そこからの伸びはすごかった。どんどんどんどん良くなっていった」と感心した様子で語った小栗監督。時には「小栗監督ならどう演じるんですか?」とアドバイスを求めるひと幕もあったようで、藤森もそれを芝居の参考にしていたというが、「でも途中から『あれ?俺がやれば良かったかな』と思った」と冗談めかした小栗監督の言葉に会場も大爆笑。「そりゃそうかもしれないけどさ、絶対にそんなこと言っちゃ駄目よ」とボヤく藤森の姿に会場はドッと沸いた。 ◆小栗旬、藤森慎吾オファーの理由は? そんな小栗監督だが、なぜ藤森に主演のオファーを出したのだろうか。「もともとは違う企画を考えていて。その企画のお父さん役を藤森くんにお願いしたいと思っていたんですよ。でも企画がどんどん変わっていく中で『1/96』にたどり着いたんですけど、以前の企画の時点でやってほしいと藤森くんに話していたので、だから引くに引けなくて。言っちゃった手前、仕方なく……(笑)」とジョークを交えて語る小栗監督に、藤森も「引くに引けないキャスティングってなんだ!?数々の舞台挨拶があるけど、監督が『引くに引けなくて』と言うなんて前代未聞だよ!」とツッコんでみせて会場を沸かせた。 その流れで「でもさっきの話の流れだと、もしかしたら藤森さんが撮る可能性もありますよね」と語る小栗監督に、「控室ではチャラ男の続編と言ってましたね」と明かした伊藤プロデューサー。それを聞いた小栗監督が「でもチャラ男の続編だったら俺は絶対に出ないですけどね。それはご自身でやってください」とキッパリ言い切って会場は爆笑。とはいいながらも、そうしたシーズンごとに、作品と作品とのバトンタッチができるかもしれない『MIRRORLIAR FILMS』の可能性に、登壇者たちも口々に「面白いですね」と言い合っていた。 そんな盛り上がりとなったこの日の舞台挨拶。最後に小栗監督が「素敵な藤森くんを堪能していただきたいですし、他の4本の作品も非常に面白い作品となっておりますので、全部ひっくるめてこの短い中で作品を伝えていく面白さを味わっていただけたら嬉しいです」と語ると、藤森も「小栗監督が、これを『藤森慎吾の代表作にする』とまじめにおっしゃってくれたことが僕もものすごくうれしくて。撮影も、これからの自分のお芝居の仕事をしていく中で本当に貴重な体験をさせていただきました。本当に素敵な作品になったので、ぜひご覧になって感想を聞かせてください」と会場に向けてメッセージ。さらに「とにかく監督がサプライズで来てくれたことが本当にうれしくて。この間会った時には何も言ってくれなかったのに」と続けると、小栗監督も「サプライズだから言うわけない」と返してみせて、会場を沸かせ、舞台挨拶は賑やかなムードで終了した。(modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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